大橋院長の為になるブログ

2022.06.24更新

新型コロナウィルスが流行のピークを過ぎた2020年春ごろより、川崎病に類似し発熱、多臓器不全(心臓、消化管、腎臓、血液、皮膚、神経など)、

炎症マーカーの上昇を特徴とする、小児多臓器炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children:MIS-C)を発症する。

発熱と炎症所見のみの軽症疾患から、心原生ショックを伴い多臓器不全を起こす症例と,臨床像は幅広い。

成人の重症COVID-19感染を契機に免疫系が低下し重篤になりやすいが、小児は少ない。

MIS-C疾患:心電図異常、心エコー(EF低下、冠動脈瘤、冠動脈拡張、心嚢液貯留、全般性心室中核壁運動低下、僧帽弁逆流)

感情動脈j瘤などを注意しながら、病態解明の進歩を望む。

投稿者: 大橋医院

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