大橋院長の為になるブログ

2021.10.27更新

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投稿者: 大橋医院

2021.10.25更新

概要
痛風とは、尿酸が関節や腎臓のなかで結晶となってとどまることで、関節に激しい痛みを起こしたり、腎機能障害をもたらしたりする病気です。初期症状である手足の違和感があるうちに治療を開始すれば、痛風発作を未然に防ぐことが可能です。また、痛風の患者さんが増加した原因は、食生活を含め生活習慣の西洋化によると考えられています。
原因
痛風は高尿酸血症に起因する病気です。尿酸は、プリン体(プリン環の構造を持つものの総称。核酸の代謝産物)が分解されることでできる物質です。プリン体を多く含む食べ物を取り過ぎたり、代謝経路のどこかに異常ができたりすると、体内のプリン体は少しずつたまっていきます。プリン体が体内で分解されると、最終産物の尿酸がつくられます。
産生された尿酸は、腎臓や腸管から排出されます。血液の尿酸値は、体内で産生された量と排泄された量のバランスによって決まります。血液中の尿酸値が上昇すると、高尿酸血症が出現します。尿酸が関節や腎臓のなかで結晶となると、さまざまな症状が現れます。
症状
痛風の前兆として、患部の違和感やむずむずした感じを訴える方が多いといわれています。痛風の前兆が現れた段階で治療ができなかった場合には痛みが生じ、通常24時間以内に痛みのピークを迎えます。痛風発作の痛みは耐え難いほどの激痛で、日常生活が困難になる方もいるほどです。その後、強い痛みが2~3日続き、1~2週間で症状は治まります。また、痛風になると、痛みを生じた箇所は赤く腫れ上がり、熱感を伴います。
さらに、高尿酸血症を放置しておくと、手足の関節や耳たぶの皮膚の下にも尿酸塩の結晶が沈着してこぶのようになります。これを痛風結節といいます。痛風結節は、痛風発作と違い痛みが生じることはありません。しかし、進行すると、関節が変形したり骨の破壊が起こったりして日常生活に影響が出ます。
検査・診断
痛風の検査では、はじめに痛風関節炎や痛風結節の有無が診察で確認されます。また、血液検査や尿検査を行うことで、血清尿酸値や尿中尿酸排泄量といった数値も調べるのが一般的です。痛風は体内に蓄積される尿酸の結晶化によって引き起こされる病気です。そのため、検査では尿酸値の測定が中心となります。

体内にたまっている尿酸の量は、血液検査で調べることができます。血液検査で尿酸値を調べ7mg/dl以上の結果が出た場合、痛風のリスクがある「高尿酸血症」の状態です。

高尿酸血症とは

通常、体内で作られる尿酸の80%は排尿によって体外に出ていきます。排尿頻度の低下、尿酸の増加などによって体内に尿酸がたまると、血液中の尿酸値が正常な値を大きく超えることがあります。

この状態が「高尿酸血症」です。
7mg/dl以上の尿酸値を超えると、高尿酸血症と診断されます。
関節レントゲン検査
関節にて結晶化した尿酸を確認するために、関節のレントゲン撮影が行われる場合があります。ただ、痛風の初期には血液検査と患者様の申告による症状の様子、タイミング等を総合的に判断する診断が一般的です。
レントゲン検査は主に、痛風と他の類似した病気を鑑別するために行われます。

痛風と似た病気には以下のようなものがあります。
偽痛風
関節で「ピロリン酸カルシウム」が結晶化することによる発症するのが「偽痛風」です。レントゲン撮影では、関節に石灰化が確認できます。
関節リウマチ
関節リウマチを患うと、痛みが慢性的になるだけではなく、関節の変形により歩行が困難になってしまいます。レントゲン撮影では、関節の状態を確認し、痛風かリウマチかの判断を行います。
外反母趾
足の指に痛みがある場合は、外反母趾の可能性もあります。外反母趾の場合、親指の付け根の骨が、外側に大きく突き出すのが特徴です。
不安な方は一度検査を
ストレスの多い生活、アルコールや塩分を多く摂取する食生活など、痛風のリスクが高い生活を送っている方は一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。健康診断の血液検査で、尿酸値が徐々に上がっている方も要注意です。

診断が困難なケースでは、滑液中の尿酸塩結晶を調べることがあります。また、骨の状態を確認するためにレントゲンの撮影による検査が行われることもあります。
治療
治療では、高尿酸血症の改善が重要です。痛風発作の痛みに対しては、鎮痛薬を使って速やかに痛みを和らげます。痛風発作が治まったら、血中の尿酸値を下げるために尿酸降下薬の服用を開始します。薬物療法のほかに大切なのが、生活習慣の改善です。食生活や生活習慣が原因となる高尿酸血症はメタボリック症候群のひとつと考えられています。

痛風の食事

①プリン体を多く含む食品を控えましょう
体内の尿酸は800mg~1.2gあり、細胞が壊れて出てくる核酸の異化によってと、プリン体の生合成により700mgの尿酸が産生されます。これに対して、食事からのプリン体摂取は尿酸にして300~400mgですので、食事の制限よりも体内での生成を抑えるほうが大切となっています。しかし、尿酸は水に溶けにくく、排泄量が大きくないことから食事プリン体制限も必要となります。
食品中のプリン体が分解された最終産物が尿酸になりますので、尿酸値が高い人はプリン体を多く含む食品を控える必要があります。
プリン体を多く含む食品
あん肝、レバー、モツ、白子、牛肉ヒレ、ロース、えび、かにみそなど、主に動物性食品に多く含まれています。

魚の内臓
内臓を除くだけでも、プリン体は減少します。
いわしは、プリン体を多く含みますが、目刺し、煮干し、しらす干し、ちりめんじゃこ、アンチョビ、オイルサーディンも同じイワシです。
酒の肴としていわしの丸干し、朝食でのしらす干し、みりん干し、だしの素となる煮干しなど良く使われますので、気をつけましょう。またこれらは、塩分も高いので注意が必要です。

肉や魚のプリン体を減らす調理法
プリン体は、水溶性なため料理をするときには水中に溶け出します。肉や魚は茹で汁を捨てることにより、プリン体を減らせます。

旨味のする汁
プリン体は、水溶性なため、煮干し、かつお節、干ししいたけを使った出し汁には、プリン体が溶け出します。出し汁を使った料理にも注意が必要です。また、調味料のだしにもプリン体の一部である、旨味成分のイノシン酸を含むため使用には注意しましょう。
豚骨、鶏がらを使用したラーメンやスープ、肉を焼いたあとの肉汁など、旨味のする汁の部分にはプリン体は多く含まれていますので控えましょう。

②体内での尿酸の産生を抑え、排泄を良くしましょう

1. アルコールを控えましょう
アルコールは肝臓での尿酸産生を増加させ、アルコールが体内で分解される時に作られるアセトアルデヒドは腎臓からの尿酸排泄を阻害します。またアルコールの飲みすぎは、高エネルギーとなり、エネルギー過剰につながり肥満の原因になります。これらのことからも、高尿酸血症の人は蒸留酒、醸造酒など種類に関係なく飲酒の制限が必要になります。とくにビールは他のアルコール飲料と比べてプリン体が多く、エネルギーも高いので特に控えましょう。アルコール飲料の一日に取る目安は、ビールなら、小1本程度、日本酒なら一合弱、ウイスキーならシングル2杯程度、ワインなら200CCのいずれかに抑えましょう。

2. 果糖を控えましょう
果糖は尿酸産生を促進させるため摂取には注意が必要です。果糖は果物に多く含まれていますが、砂糖にも半分含まれます。果物、砂糖の過剰摂取は控えましょう。

3. 脂肪を控えましょう
高エネルギーであることと、尿酸排泄を低下させることから控えることが大切です。 

③水分を十分にとりましょう
水分を多く取り、尿量を多くすることで尿酸の排泄を良くし、尿中の尿酸を薄めるようにしましょう。一日の尿量は、2l以上になるようにしましょう。
水分といっても、アルコール飲料、ジュース、缶コーヒー、清涼飲料水などは高エネルギーになりますので控えましょう。水、ウーロン茶、お茶、麦茶などを十分にとりましょう。

④野菜は十分に取りましょう
野菜は、ビタミン、ミネラルを多く含むアルカリ性食品です。
体内の酸性、アルカリ性は食事に関係なく調節されていますが、、尿中は食事のとり方により多少変化します。尿酸は、アルカリ性、中性によく溶けます。尿酸の排泄を促進させるためにも、野菜、果物、いも類などのアルカリ性食品を十分にとりましょう。
腎臓結石の予防にもなります。

⑤塩分はは控えましょう
痛風は、高血圧、高脂血症などを悪化させます。血圧に関係する塩分は控えましょう。

⑥バランスの良い食事にしましょう
高尿酸血症の人は 肉や魚に片寄った食事をしている人が多いのも特徴で このような場合、芋類、野菜、海藻、キノコ類などを適度に取り入れたバランスの良い食事を心掛けることが必要です。
バランスの良い食事は、合併症となる動脈硬化や腎臓病の予防のためにも必要です。

 

投稿者: 大橋医院

2021.10.25更新

 昨年末の12月29日、中国の習近平国家主席が入院し、脳内の動脈瘤の手術を受けたとのニュースが世界を駆け巡った。このニュースは米国内の中国人民主化活動グループやインドのチベット亡命政権などの団体が「非常に重要なニュース」として確認に走り、日本の中国問題専門家にも問い合わせの電話やメールが入った。

中国 習近平
 このため、「重篤か」などとの憶測を生んだが、当の習氏は今年元日に「「新年の演説」で姿を現しており、たんなる「ガセネタ」と一笑に付す向きもあった。しかし、演説は録画であり、収録が手術の前に行われた可能性も否定できない。また、習氏の手術が事実ならば、中国の最高指導者の生命にかかわることだけに、一概に無視するわけにはいかないだろう。

 このニュースを報じたのは「路徳社」(Lude Media)というメディアで、米国在住のユーチューバ-、王丁鋼(Wang DingGang)氏が2017年に立ち上げたもの。朝晩2回中国関連のニュースを配信している。

 そのバックには大富豪で、習近平指導部に反対の立場をとる米国在住の郭文貴氏がついており、運営資金を提供しているのに加え、中国の内部情報を流しているといわれる。

 今回の習氏の脳動脈瘤手術については、「習近平の身近にいる人からの情報」として、「習近平はすでに数回介入治療を受けていた」と伝えている

内部分裂は必須で、国外亡命者が世界中に離散、日本は中国人の移民を阻止せねばいけない!

新疆ウィグル自治区、香港、多数の人を苦しめた習近平は天罰を受けねばいけない!

 

投稿者: 大橋医院

2021.10.25更新

 貧血とは血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少なくなった状態のことです。
ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要なはたらきをしています。しかし、ヘモグロビンの量が少なくなると運べる酸素の量も少なくなって全身が酸欠状態となり、めまいや立ちくらみ、頭痛などのさまざまな症状が現れるようになります。
特に女性は月経で血液を失うため貧血になりやすく、中でも若い女性はダイエットや偏食など不摂生な食生活によって貧血になる人が増加傾向にあるとされています。一方、男性の貧血は消化管に出血が生じる病気を始め、さまざまな病気が疑われます。
生活の中で生じることのある些細な症状の原因が実は貧血ということも多いです。しかし、中にはほかの病気が原因となっている可能性もあるため、気になる症状がある場合は医師に相談することが大切です。
貧血にはさまざまな種類があり、治療は種類や原因に応じた治療が行われます。
貧血にはさまざまな種類があり、代表的な貧血の種類は以下のとおりです。
鉄欠乏性貧血
ヘモグロビンの元となる鉄が不足することによって生じる貧血です。貧血の約60〜80%を占めるといわれます。
赤血球に含まれるヘモグロビンが少なくなるため、赤血球の大きさが小さくなるのが特徴です。
再生不良性貧血
血液を作る役割を持つ骨髄のはたらきが低下することによって起こる貧血です。指定難病にもなっており、赤血球だけでなく白血球・血小板も減少します。
骨髄異形成症候群
一般的にがんの1つとして知られており、赤血球を産生する骨髄のはたらきの異常によって主に貧血が生じます。また、白血球や血小板の減少を伴うことが多いです。
再生不良性貧血と同じく骨髄の異常で発症しますが、骨髄異形成症候群の骨髄は、正〜過形成であるのに対して、再生不良性貧血は低形成であり、それぞれで治療法が異なるため鑑別が必要です。
巨赤芽球貧血
ビタミンB12や葉酸の不足で赤血球が減少することによって起こる貧血の総称です。赤血球が大きくなることから、巨赤芽球性貧血と呼ばれます。
ビタミンB12が不足する原因としては、胃の壁細胞に対する自己抗体が生産されたり、胃を切除したりすることによってビタミンB12の吸収に必要な内因子が胃から分泌されにくくなることが挙げられます。また葉酸は、アルコールの飲みすぎや野菜などの摂取不足のほか、特定の薬物の服用によって吸収されにくくなることがあります。
溶血性貧血
赤血球にも寿命がありますが、溶血性貧血はさまざまな原因により赤血球が通常よりも早く壊れ、ヘモグロビンが流出することによって起こる貧血です。
赤血球に対する自己抗体が産生されるなど病気によって起こるものもあれば、マラソンや長距離歩行などによって起こることもあります。典型的な例では、皮膚や目の結膜が黄色くなります。
腎性貧血
腎臓からは、赤血球の産生を調節するエリスロポエチンという造血因子が作られています。腎性貧血とは、腎臓が悪くなることでエリスロポエチンの産生が低下して起きる貧血です。
慢性炎症に伴う貧血
慢性関節リウマチなどの慢性炎症があると、体の中で鉄の囲い込みが生じるようになり、鉄の利用が妨げられます。つまり、体の中に鉄は十分存在しても、鉄が利用されにくくなって鉄欠乏性貧血のような状態になってしまいます。
原因
貧血の原因は種類によって異なります。
貧血の半分以上を占める鉄欠乏貧血の場合は、ヘモグロビンの元となる鉄が不足することが原因です。具体的には鉄の摂取不足のほか、妊娠・授乳による鉄の需要増加、月経や消化管からの出血による鉄損などによって不足します。また、病気の治療などで胃を切除した場合、胃酸の分泌が少なくなることで鉄の吸収が弱くなることもあります。
このほか、巨赤芽球性貧血の場合は、ビタミンB12や葉酸の不足、病気、別の病気の治療や治療薬が原因となって生じることもあります。また、赤血球に対する自己抗体ができたり、赤血球を作る骨髄が病気や慢性炎症にかかっていたり、腎臓が悪くなりエリスロポエチンの産生が減っていたりすることなどが原因の場合もあります。
症状
貧血に伴って現れる症状は以下のとおりです。
• めまいや立ちくらみがある
• よく頭が痛くなる
• 息切れがする
• 倦怠感(けんたいかん)がある
• 疲れやすくなる
• 味覚がおかしくなる
• 朝すっきりと起きられない
• 集中できなくなる
• 顔色が悪くなる
• 胸が痛む(心臓病など心臓のはたらきが低下しているため)
• 爪がもろくなる
• 口角炎や舌炎が生じる
• 飲み込みづらくなる
など
このように、貧血で現れる症状は実にさまざまです。症状が強くなると、やる気が起きないなど日常生活に支障が出ることもあります。また、時に無症状で、健康診断などで行われた血液検査の結果から貧血を指摘されることがあります。
検査・診断
貧血であるかどうかを調べるためにまず血液検査が行われ、赤血球数(RBC)やヘモグロビン濃度(Hb)、ヘマトクリット値(Ht:赤血球の容積の割合)などの数値を調べます。そのほか、貧血になった原因を特定するため、女性の場合はや子宮がんなどの婦人科系の病気、閉経後の女性や男性の場合は、ポリープ、がん、などの消化器科系の病気などの検査が行われます。そのほか骨髄が原因である場合には、骨髄検査が行われます。
<治療>貧血の治療では、まず貧血の原因となる病気が存在しないか確認するところから始め、原因が病気の場合にはそれに応じた治療を行います。鉄欠乏性貧血の場合は、主に鉄剤の内服が検討されます。食事療法では、栄養バランスが整った1日3食の食事を基本として、貧血の改善につながる栄養素や食べ方のポイントなどを指導します。また、重症の貧血場合(たとえば強い症状が出ていたり、心臓の負担が大きかったりする)には、輸血が行われることもあります。
予防
貧血では、食事から鉄分を摂取することが大切です。成人した日本人の場合、1日に食事から摂取する鉄の量は男性で7.5mg、月経のある女性では10.5mg、月経のない女性では6.5mgが推奨されています。吸収率の高いヘム鉄を多く含むレバーやかつおのほか、非ヘム鉄を豊富に含む豆製品や小松菜、ひじきなどを意識的に摂取するとよいでしょう。また、鉄の吸収を助けるビタミンCや動物性たんぱく質などを積極的に取りましょう。胃酸を十分に分泌させ吸収をよくするために、よく噛んでゆっくり食べることも効果的です。
このほか、無理なダイエットをしたり朝食を抜いたりするといった自分の食生活を見直すことも必要です。通常の食生活でこれらの栄養素を取ることができない場合は、サプリメントなどの食品を取り入れるのも1つの手段です。
特に女性はライフステージに応じて貧血が起こりやすい時期があります。月経のある間は婦人科系の病気によって貧血が生じることもあるうえに、妊娠中は栄養が不足しやすいことで貧血が生じることもあります。男性の場合は消化管の病気による貧血の可能性があります。気になる症状があれば病院の受診を検討しましょう。

 

投稿者: 大橋医院

2021.10.25更新

心房細動とは、本来は一定のリズムの電気活動で動く心房が、無秩序に電気活動をしてけいれんしている状態を指します。そのため、規則的な脈ではなく、不規則な脈となってしまいます。心房細動を発症すると、動悸やめまいなどの症状を自覚することがありますが、似た名前を持つ心室細動のように突然死のリスクと直結することはほとんどありません。
しかし、心房細動を発症するとを引き起こす危険性が高くなります。心房細動に関連した脳梗塞は、心原性脳梗塞と呼ばれるタイプのものであり、脳梗塞のなかでも、脳の広い範囲に障害を引き起こす可能性のある危険な脳梗塞です。
そのため、心房細動の治療では、不規則な脈をコントロールするという点以上に、脳梗塞発症を予防するという点が重要になります。また、似たような病気として、心房粗動も知られていますが、発生のメカニズムに異なる点があります。
原因
心臓には、大きく分けて心房と心室の2種類の部屋があります。心房と心室は、それぞれさらに右と左に分けることができ、全体でみると左心房、左心室、右心房、右心室、の計4つの部屋に分かれています。心臓はこれら4つの部屋が規則正しい電気活動を介して適切に活動をすることから、全身や肺に血液を送るポンプとしての機能を果たすことができます。規則正しい電気活動は右心房に存在する洞房結節と呼ばれる部位から発生しており、心房から心室へと一方通行で電気が伝わっています。健康な人の脈拍数はおよそ1分間に60〜100回とされており、これは洞房結節(どうぼうけっせつ)が1回興奮することで、それに対応して心室が1回収縮することを示しています。
心房細動を発症すると、洞房結節以外に心房内などで電気興奮が起こります。そのため、洞房結節を起源とする電気活動が機能せず、心房全体でバラバラに電気活動を起こします。心房で生じたバラバラな電気活動がランダムに心室に伝わることで、心室の脈拍も不規則になります。
心房細動そのものは比較的よくみられる不整脈ですが、心房細動を引き起こす病気は多岐に渡ります。加齢に関連した弁膜症や虚血性心疾患などの病気により発症することがあり、高血圧や生活習慣との関わりも指摘されています。若年の人であっても、たとえば甲状腺機能亢進症やストレスを抱えている人などでは発症する可能性が出てきます。


症状
無症状の人もいれば、動悸や不快感などの症状が現れることもあります。
心房細動を発症すると心室の収縮は不規則にはなりますが、一回あたりに全身へ運び込まれる血液量は十分なこともあり、失神や直接的に突然死を引き起こすといったことはほとんどありません。しかし、心原性脳梗塞、心不全のような心房細動に関連した合併症・併存症が起こる可能性はあります。
検査・診断
心電図による電気活動の確認と、超音波による血栓の確認が重要になります。
心電図検査
標準12誘導心電図
もっとも基本的な検査です。体への負担が少なく、簡単に検査できるとされており、そのほかの循環器疾患と同様に必須の検査となっています。
心房細動が起きているときに検査を行えば、心電図検査で心房細動の診断が可能です。しかし発作性心房細動の場合は、不整脈発作が起きていないときに検査を行っても異常が検出できないため、この検査で異常がなくても心房細動が否定できるわけではありません。無症状でも、定期検診の心電図検査で偶然発見されることもあります。
ホルター心電図
胸にいくつかの電極を貼り付け、携帯型の心電図装置に日常生活の心電図を24時間記録する検査です。日常生活のなかで心電図を記録できるため、心房細動の発作をみつけやすくなります。
イベント心電図
小さな記録装置を持って、日常生活の中で動悸などの自覚症状が起こったときに装置を胸に当てて心電図を記録するといった仕組みで心房細動を検出することができます。
心臓超音波検査
超音波により、心臓の収縮力、心拡大/心肥大の有無や心臓の弁の状態を確認することができます。また、心房の中に血栓ができていないかも確認が可能です。体への負担が少ないため、基本的な検査としてよく行われます。
しかし、血栓ができやすい左心房は体の表面から遠い位置にあるため、通常の超音波検査でははっきりと確認することが難しい場合があります。そのような場合には、経食道心エコー検査という、胃カメラのようなエコー装置を口から飲み込み、心臓を体の内側から観察することで、血栓の位置や大きさを確実に診断する検査が検討されます。
治療
薬物治療とカテーテルによる治療に大きく分かれます。一般的には、まず薬物治療を行います。
薬物治療
血液をサラサラにして脳梗塞を予防するための抗凝固薬と、脈拍を整える抗不整脈薬があります。
抗凝固薬
心房細動のもっとも大きな合併症の1つである脳梗塞を予防するため、血液をサラサラにする抗凝固薬を内服します。高齢の患者や高血圧症・糖尿病などの基礎疾患を持っている患者では脳梗塞を引き起こすリスクが高いとされており、その場合には内服の適応となるでしょう。副作用として出血をしやすくなることがあるため、適切な服薬指導も重要です。
抗不整脈薬
脈拍を整える抗不整脈薬を内服する目的は、(1)心房細動を止めて正常な脈に戻すこと、(2)心房細動は止めずに速い脈を遅くすること、という2つに分かれます。
前者の目的のためには、心臓の細胞の興奮を抑制するタイプの薬剤が用いられます。後者の目的のためには、交感神経(自律神経の1つで興奮時にはたらく神経)のはたらきを抑制するβ遮断薬や、心房と心室の電気伝導を抑制するカルシウム拮抗薬がよく用いられます。
心筋細胞の興奮を抑える薬剤であるため、副作用として心臓の機能が低下し心不全を起こすこともあり、そのほかには細胞の興奮が不安定となり重症な不整脈を起こす可能性があります。適切な服薬指導や薬剤の適切な見直しが重要です。
カテーテル治療
薬物治療で不整脈が停止しなかった場合は、カテーテル治療(高周波カテーテルアブレーション)を検討します。高周波カテーテルアブレーションとは、足の付け根の太い血管からカテーテルと呼ばれる細い管を心臓まで持っていき、心房細動を引き起こすきっかけとなる異常電気信号や心筋細胞を焼灼治療(しょうしゃくちりょう)する手術です。そのほかにも昨今はバルーンカテーテルを用いたカテーテルアブレーションの有効性や安全性も確立されています。
カテーテルアブレーションの合併症として、カテーテル挿入部の出血や血腫(血液がこぶ状に固まった状態)、感染のリスクがあります。また、まれではありますが、心臓に傷がつき心臓周囲に血液がもれてたまる心タンポナーデという重篤な合併症を引き起こすことがあります。
カテーテルアブレーションは、10-40%程度の患者で再発してしまうことがあり、再度カテーテルアブレーション治療が必要になる場合もあります。

 

 

 

投稿者: 大橋医院

2021.10.25更新

歯科医診療を、これまで何度も受診していたが、最初は、歯科医は温和な表情で、診療を続行するが、

最後の、差し歯、うめ歯、最終段階になると、「保険請求では、安いですが、壊れやすいです。2-3万円ですが、

実費で34万円払ってもらうと、立派な歯ができます。」と、強制的に34万円、払わされる。他の人に聞いても、

歯医者に100万円支払わされたという話はよく聞く。私自身、歯科受診をどこで受けても、保険ではよい治療ができないから、20万円払うと安心ですよ、と何回も聞かされた。

これは保険治療と実費診療による、混合診療である。医師では許されていない。厚生労働省に効きたい!何故、横暴な歯医者の混合診療を許すのか?

投稿者: 大橋医院

2021.10.24更新

只今、午後2時10分にて、日本循環器学会第158回東海.第143回北陸合同地方会が終りました。

二日間にわたり、パソコンを見ていまして、集中力低下と、疲労とに戦いながら勉強になりました。

しかし、COVIDワクチン2回目の心内膜炎が、この東海地方会で6例はあったと思います。いずれも、救命していますが、集中治療、体外循環を必要とした例ばかりで、

周りの医師、スタッフの努力には頭が下がります。24900例に1人の割合だと言う話でしたが、今回の学会では多く感じました。

明日より、当院でも、コロナのワクチン接種が始まりますし、3回目のワクチン接種も考えていますので、慎重に身を引き締めて摂取せねばなりません。

今日も,完全左脚ブロックを伴う重傷拡張型心筋症に対してLOT-CRT(left bundle branch-optimization therapy)が有効であった症例は印象的でした。

特別講演で”ファブリー病”の話が出てきました。驚いたことにこの症例は意外に多く、X染色体に乗っかり伴性劣性遺伝をします。血友病みたいですね。

しかし、ここであなたは遺伝病ですよと安易に患者さんに述べてはいけません。患者さんのショックは大変なものです。遺伝子カウンセラーとよく相談し、家族歴を追跡する必要があります。

ファブリー病は膨大な情報が必用です。とても書けませんから、皆さん、インターネットでファブリー病を検索してください。今日の講義と同じくらい勉強できます。

ランチセミナーで”布石を打つ心臓再同期療法”が述べられ,印象的でしたが、CRT(心筋再同期療法)は大切な医療主義で、ショックから心筋障害をおこし、QOLを失うより、

ATP(Anti tachycardia pacing)が有効で、心室頻拍の周波数と150を境に心室頻拍を消滅していく方法です。わかりやすく書いても難しい方法ですから、私は勉強になりました。

68歳の大橋医院の院長は、若い人の必死の活躍,益々発展する医学に、ついて行きます。私も頑張ります。

投稿者: 大橋医院

2021.10.23更新

今日は朝から,大58回東海。第143回北陸地方会を聴講しました。

私は昭和54年卒業の名古屋市立大学第3内科のものです。

医学の進歩は驚くべきですね、皆さん、若いし、たくましいし、68歳の私は開業医として恥ずかしくない行動をこれからもとりたいです。

最後の肺高血圧症だけ、メモりましたところを書かせていただきます。

mPAP>25mmHG,右心カテーテル評価は必須である。症状としては、安静時または労作時の息切れ、易疲労感があります。

肺動脈平均圧の測定は必須で、非高血圧の分類は複雑で、特別に5つにわけることができる。心エコーは大切な検査で、Ⅱp音の亢進、三尖弁の逆流が怒ります。

PPHの講義がありました。右軸変位と右室ストレイン、私の若いころは怖い病態と思っていましたが、2017年には、生存率88.7%と改善、もっと良くなるでしょう。

エンドセリン、NO系、PGI2,(ソタテルレシピトが期待されている)右室の形態、短軸<長軸 後負荷に弱い:三尖弁閉鎖不全症を合併する。前負荷に強い。

心室間相互作用、IPAH,HPAH,膠原病に伴う肺高血圧は治療馬木生きやすいが、Atypical PAH,」左心疾患に伴うPH、他にも治療困難なPAHがる。

運動負荷により肺高血圧は明瞭になる。遺伝子診断も盛んである。代表例としてBMPR2、がある。遺伝子カウンセリング体制を強化すべきである。

勉強になりました。

投稿者: 大橋医院

2021.10.23更新

僕は、この学会は勉強するのだ。

10月23日(土曜日):8時55分より17時半まで
10月24日(日曜日):9時―17時50分まで
 
現代医学について行くのだ!

投稿者: 大橋医院

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