大橋院長の為になるブログ

2021.12.22更新

米リジェネロンは、新型コロナウイルス感染症に対する抗体療法「ロナプリーブ」がオミクロン株への有効性がないことを確認したと発表した。同株などに対応した新たな抗体療法を開発する。一方、英グラクソ・スミスクライン(GSK)や英アストラゼネカ(AZ)のコロナ抗体療法は、非臨床試験の段階だがオミクロン株にも有効な可能性が分かってきた。

 リジェネロンは16日の声明で、ロナプリーブはデルタ株には有効だが、「オミクロン株に対しては活性がない」ことを発表。同株などの変異株に対応した新たな抗体療法を複数開発しており、来年1~3月中に臨床試験を始める。

 GSKの抗体療法「ゼビュディ」、AZの同「AZD7442」は、疑似ウイルスや動物などを使った非臨床段階の実験だが、オミクロン株に対して有効な可能性を確認している。AZD7442は、米食品医薬品局(FDA)が行った非臨床試験で、主な変異株すべてに対して中和活性が維持されることを確認した。

 

投稿者: 大橋医院

SEARCH

ARCHIVE

CATEGORY