大橋院長の為になるブログ

2021.04.16更新

急性腎障害合併Covid-19は退院後の腎機能低下が大きい;

米国5施設に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため入院し院内急性腎障害(AKI)を呈した患者182例を対象に、退院後の推定糸球体濾過量(eGFR)変化率を後ろ向きコホート研究で評価。COVID-19に罹患していないAKI患者1430例と比較した。全体の50.4%(813例)が女性、年齢中央値は69.7歳だった。

 COVID-19に伴うAKI患者は、非COVID-19患者と比較して、黒人(40.1% vs. 15.7%)またはヒスパニック系(22% vs. 8.8%)の割合が高く、併存疾患数は少なかったが、慢性腎臓病や高血圧の既往率は同等だった。COVID-19に伴うAKI患者のeGFRは、調整前モデル(-11.3、95%CI -22.1--0.4mL/分/1.73 m2/年、P=0.04)、ベースラインの併存疾患の調整後(-12.4、同-23.7--1.2mL/分/1.73 m2/年、P=0.03)のいずれでも、低下度が大きかった。このeGFRの傾きの差は、併存疾患、最高クレアチニン値、院内透析の必要性を完全に調整したモデルでもほぼ同じだった(-14.0、同-25.1--2.9mL/分/1.73m2/年、P=0.01)。退院までにAKIが回復しなかった患者(319例)では、COVID-19に伴うAKIがあると、外来経過観察中も腎回復率が低かった(調整ハザード比0.57、同0.35-0.92)。おおはし

投稿者: 大橋医院

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