大橋院長の為になるブログ

2020.11.21更新

Covid-19でレーシック復活か!:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴い、マスク着用の機会が増えている。そんな中、マスク着用中に眼鏡が曇る悩みがクローズアップされ、学会やヘルスケアメディアなどによる情報提供が行われている。一方で、これを新たなチャンスと捉える向きもあるようで、米国では下火になったレーシック手術が再び増えているとの報道もある。(m3.com編集部・坂口恵)

例年の30%増のクリニックも
 「COVIDで曇った眼鏡がレーシック手術リバイバルを引き起こす」――米金融系メディアBloombergの10月12日付記事によると、米国でマスク着用時の眼鏡の曇りや長時間にわたるオンライン会議時のコンタクトレンズ装用に伴う目の乾きに悩む人が増え、この10年間で下火になっていたレーシック手術を検討する人が増えているそうだ。

 Bloombergの記事では、レーシック手術が例年より30%増えているとの眼科クリニックの事例を紹介している他、周囲のクリニックでも同様の増加が見られているとしている。リモートワークが増え、手術後の回復期間を自宅で過ごせることも増加を後押ししているのではないかと分析している。

 当編集部で独自に検索したところ、今年7、8月頃には、複数の米国の眼科クリニックの公式サイトで「マスク着用時の眼鏡の曇りに悩んでいませんか? レーシック手術を検討してください」と呼びかけている内容が散見された。こうしたクリニックの公式サイトでは COVID-19蔓延中の感染リスクを減らすため、コンタクトレンズよりも眼鏡の使用を、という米国眼科学会(AAO)の推奨を紹介する一方、マスク着用による眼鏡の曇りが作業効率を損なうこと、作業現場で保護眼鏡を外した人の眼外傷が増えていることなどにも言及。これらの問題の緩和策として、レーシック手術があるとしている。

5月には学会が「眼鏡で感染予防」を推奨
 さらにさかのぼって調べると、5月21日と22日、AAOは公式サイトでCOVID-19蔓延中の眼のケアに関する情報提供を行っている。

 21日には「眼鏡を曇らせないためのマスク着用法」と題する記事で、「顔にマスクを密着させる」「レンズを石鹸と水で優しく洗い、レンズ表面に水滴をとどまりにくくさせる」「眼鏡のかけ方を調整する」ことを紹介。

 22日には、コンタクトレンズ装用で感染リスクが上昇するとのエビデンスはないものの、予防効果が期待できるとして、コンタクトレンズの代わりに眼鏡を使用することを勧める記事を公開した。なお、AAOの記事にはレーシック手術を提案する記載は見当たらなかった。

曇り防止に「食洗機用洗剤や髭剃りクリーム」で懸念も
 時間を元に戻して10月20日、米ヘルスケアメディアWebMDは「マスクと曇った眼鏡:COVIDがもたらした結末」と題する記事で、ある医師が眼鏡の曇りとイライラを友人やインターネット、有名眼鏡店などを駆使して解決しようと奔走している様子を取り上げた。記事では、眼科専門医による「眼鏡がどのくらい曇るかはマスクや眼鏡、顔の構造により変わってくる。根本的な解決策はない」との、一見、取り付く島もないコメントも取り上げている。

 一方で、WebMDの記事では「マスクを眼鏡の下の縁にかかるくらいまで引き上げて着ける」「顔に密着度の高い布製マスクを着用する」といった個人の工夫や、インターネットでは曇り防止のスプレーや布などの宣伝が盛り上がっている他、食器洗浄機用洗剤や髭剃りクリームを勧める情報もある。しかし、髭剃りクリームでかぶれてしまったケースや日用品を目的外に使用することで眼やレンズへのダメージも懸念されることを紹介している。

 同記事では他の眼科医の工夫として、手術時に自分の眼鏡や顕微鏡が曇らないよう、マスクの上部をテープで塞ぐ方法も取り上げている。ここでもレーシック手術の希望者が増えていることが紹介されている。気温が下がり、室内外の気温差が大きくなる冬には、マスク着用時の眼鏡の曇り問題はますます注目されるかもしれないおおはし

投稿者: 大橋医院

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