大橋院長の為になるブログ

2020.07.29更新

RNAウィルス、DNAウィルス:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)が広がり、世界中が対応に追われている。このSARS-CoV-2はコロナウイルス科の一種で、プラス 1本鎖RNAウイルスに分類される。ウイルスは核酸の形状と増殖機構に基づいて7つに分類されています。7つの分類は、(1)2本鎖DNA、(2)1本鎖DNA、(3)2本鎖RNA、(4)1本鎖RNAプラス鎖、(5)1本鎖RNAマイナス鎖、(6)1本鎖RNA逆転写、(7)2本鎖DNA逆転写――です。RNAウイルスのゲノム本体はRNAですが、RNAを鋳型としてRNAを作る酵素(RNA依存性RNAポリメラーゼ)は宿主が持っていないため、ウイルスはそれを作り出す配列情報を自ら持っています。この配列情報に基づいてRNAポリメラーゼが宿主細胞内で作られ、これを使って複製します。RNAウイルスの多くは細胞質で複製しています。

1本鎖RNAウイルス[プラス鎖]
◎ゲノム本体そのものがmRNAとして働き、ウイルス蛋白質を作り出す。細胞質内で自らが持つRNA依存性RNAポリメラーゼで複製する。
◆コロナウイルス、エンテロウイルス、風疹ウイルス、日本脳炎ウイルス、デング熱ウイルス、C型肝炎ウイルス、ノロウイルス

近年、生物の起源(ウイルスは生物ではありませんが)はRNAだという考え方が主流となっていますので、RNAウイルスの方が先に登場したかもしれません。だからといってDNAウイルスの方がより進化した存在かというと、そうではないと思います。

地球上の生物の生活環境は昔と今ではずいぶん違うでしょうし、ヒトで言うならば、今のように密集して生活していたり、飛行機を使ってしか移動できないような距離を行き来していたわけではありません。気温などの自然環境も違うでしょう。今の新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、今まで出会う機会がなかったウイルスと宿主(ヒト)が出会い、感染が成立し、社会状況を含めた環境が拡大を後押ししたのではないかと思います。おおはし

投稿者: 大橋医院

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