大橋院長の為になるブログ

2020.05.30更新

COVID-19死亡患者の肺に特徴的な病理所見 :

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で死亡した患者7例の肺検体を対象に、末梢肺の形態学的および分子的変化を検討。インフルエンザA型(H1N1)感染に続発する急性呼吸窮迫症候群(ARDS)で死亡した患者7例の肺検体、年齢をマッチさせた無感染死亡対照10例の肺検体と比較した。

 その結果、COVID-19死亡患者とインフルエンザ死亡患者では、末梢肺に血管周囲T細胞浸潤を伴うびまん性肺胞損傷の組織学的パターンが認められた。COVID-19死亡患者の肺にはこのほか、血管に特異な病理所見があり、細胞内の新型コロナウイルス、細胞膜破壊を伴う重度の血管内皮損傷が確認された。肺血管組織学的解析では、COVID-19患者の肺に広範な血栓症と微小血管症が認められた。COVID-19患者で、肺胞毛細血管の微小血栓がインフルエンザ患者の9倍多く見られた(血管内腔面積1cm3当たりの平均血栓数それぞれ159±73箇所、16±16箇所、P=0.002)。新生血管数(主に重積血管新生の機序による)もCOVID-19患者の肺の方がインフルエンザ患者の肺よりも2.7倍多く見られた(P<0.001)。 おおはし

 

投稿者: 大橋医院

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