大橋院長の為になるブログ

2019.05.08更新

大垣市あし「八味地黄丸は女性を美しく」
大橋医院       大橋信昭

白髪は加齢や生活習慣、ストレスからくるものや、遺伝や体質によって生えやすい人もいたりと原因は様々ですが、白髪染めに頼らずに治したいと思っている人も少なくないでしょう。
白髪は皆生えるものだから仕方がないと諦める前に、白髪に効く漢方薬を活用することを検討してみてはいかがでしょうか。
東洋医学に基づいた漢方薬の力を利用することで体の内側から体質を改善し、若々しい黒髪を生やす可能性もあります。
では、白髪に効く漢方薬とはどのようなものがあるのか、漢方薬の始め方や注意点と合わせてご紹介していきます。
• 血虚(けっきょ):血の量が不足している状態
• 気虚(ききょ):生命のエネルギーが不足している状態
• 腎虚(じんきょ):全身の老化で腎が弱まっている状態
腎虚は先にも述べたように全身の老化によるものですので、白髪以外にも様々な体の衰えの原因として考えられています。
【血虚】女性は特に注意したい白髪の原因
【気虚】心身のエネルギー不足による白髪の原因
• 頭、耳の老化症状(白髪、抜け毛、耳鳴り、聴力低下など)
• 下半身の老化症状(腰痛、頻尿、生殖機能の減退など)
• 腎陽虚による症状(手足の冷え、倦怠感、顔色の悪化、足腰の冷えなど)
• 腎陰虚による症状(不眠、動悸、不安感、不整脈、物忘れや認知症、肌の乾燥、胃腸の不調、血圧の不調、眼精疲労、手足のほてりなど)
• 八味地黄丸+当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):当帰、芍薬、川芎などを配合しており、筋肉が不足していて疲れやすかったり、足腰が冷えやすい人に向いています。
• 八味地黄丸+八味地黄色加味逍遙散(かみしょうようさん):生姜、薄荷、当帰、芍薬、柴胡、甘草などが配合されており、虚弱体質や疲れやすい人、精神的に不安定な人、便秘がちな人などに処方されます
• 八味地黄丸+十全大補湯(じゅうぜんだいほとう):体力が不足している人、胃腸が弱っている人、疲労倦怠感が強い時、食欲不振などに効きます。
• 八味地黄丸+加味帰脾湯(かみきひとう):虚弱体質、貧血、精神的に不安定な場合に有効とされており、同時に補血(「血」を補う効果)も期待できます。
腎虚に効く漢方薬例
• ただし、何らかの疾病の症状の一つとして白髪が増えてしまい、その病気を治療する一般で漢方を利用する場合には保険適用となることが多いです。

 

投稿者: 大橋医院

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