大橋院長の為になるブログ

2019.03.29更新

「睡眠、アルツハイマー氏病、心房細動」
     大橋医院  大橋信昭

「睡眠による認知予防」
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬による漫然とした内服は推奨されない。
非ベンゾジアゼピン系をZ-drugという。マイスリー、ルネスタ、アモバンが含まれる.反跳性が不眠が少ない。ルネスタの味覚異常に要注意。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は途中覚醒による転倒が多い。
ハルシオンが11.8件、アモバン11.2件、ルネスタは2.9件と転倒が少ない。
“来月の4月より4種類以上の抗不安薬、睡眠薬を1年以上、漫然と内服することは許されない。”
人間にはLong Sleeper(生まれつき長い睡眠時間を必要とする):8-9時間と、
Short sleeper(転写抑制遺伝子DEC2が変異:4-5時間
睡眠とは起床前、レム期に夢を見る。
睡眠とは最初深くNon-rem-睡眠(眼球を動かさない睡眠)に入り、90分単位でレム:REM(Rapid Eye Movement)がおこり、REM,Nonrem、と交互に3回以上繰り返し、覚醒時はNonREM睡眠で夢を見ている。NonRemは眠りが浅く筋肉が弛緩している。脳波による睡眠分析は大切である。徐派性睡眠といって、睡眠学習に応用できる。深部体温の下がり方が大きいほど眠気は強い。

朝、太陽の光を思いっきり浴びるといい。12時間後にメラトニンが分泌され、眠気がやって来る。加齢とともに、メラトニンは減少する。
高齢者では中途覚醒が多い。覚醒ホルモン:オレキシンが分泌されるがベルソムラはその中途覚醒に有効である。高照度光療法は有効で、メラトニンが分泌される。2500ルクス、4時間/日、光を浴びる。朝4時の「超」早起き散歩は駄目である。12時間後にメラトニンが出て、午後6時には眠くなり、夜眠れない。

アルツハイマー氏病になると、脳室拡大、大脳委縮、睡眠ができない。
脳に老人班、アミロイドβの沈着がおこり、神経が脱落する。またタウタンパクの沈着も脳の働きをだめにする。睡眠とアミロイドβ、眠らないと老人班が増え、アミロイドβが増える。、生活習慣を健康的に是正するしかない。
Jackの仮説では、アルツハイマー氏病の進行は血管因子の関与が大きく、一過性脳虚血発作や、脳梗塞も、同じである。
脳内にはリンパの流れがあり動脈から静脈へリンパが流れており、グリア細胞が関与している。睡眠不足が、無呼吸が認知症を起こし、脳を委縮させる。
髄液のタウタンパクも不眠を超す。これには歯周病が関与している。歯周の管理は大切である。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、記憶の整理、学習の整理に関与する。寝る子は育つ。睡眠と寿命の研究があり、7時間の睡眠がBest
であり、それより長くても短くても寿命は短縮する。
認知には、心原性脳梗塞が原因として大きく、心房細動が絡んでくる。心房細動から脳梗塞になり認知症になるかと思うと、心房細動から直接に認知症になる。心房細動は低心拍出量になり脳にも血液が行かない。
脳のリンパ系の破たんだ。心房細動、睡眠、生活習慣、、、複雑に絡んでいる。
おおはし

投稿者: 大橋医院

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