大橋院長の為になるブログ

2017.12.25更新

1)「普通感冒」
いわゆる“かぜ”といわれている症候群で、予後良好。
原因:ライノウィルス、コロナウィルス、アデノウィルス、コクサッキーウイルスなどが飛沫感染により伝播する。
!発病は徐々であり、鼻腔及び咽頭粘膜の乾燥感、くしゃみ、多量の鼻汁、咳により空気中に飛散し、感染する。鼻閉、鼻汁、咽頭痛,発熱、全身倦怠感、
頭痛、気分不良!おおよそ1っ週間の経過で治癒する。治療は対症療法である。

2)「インフルエンザ」
インフルエンザウィルスにより上気道から下気道におよぶ呼吸器症状と共に発熱、頭痛、腰痛、全身倦怠感などの著名な全身症状を特徴とする急性呼吸器感染症である。問題になるのは、A型、B型である。定期的に世界的な大流行を起こす。潜伏期間は1-2日、熱は38-39度、有熱期間は3-4日間継続する。特に小児では悪心、嘔吐、腹痛などの消化器症状を訴えることがある。A型、B型インフルエンザを判定するキットがあり、判定したら、イナビルやリレンザなどの吸入器、タミフルの経口薬をすぐに投与し、ノイラミニダーゼをブロックしインフルエンザを攻撃する。もっとも、重要なのは肺炎であり、感染性は世界的になる。早期診断、隔離、早期治癒、解熱後も3日は隔離する。
世界的に大流行で有名なのは1918-1919年のスペイン風邪、1957年のアジア風邪および香港風邪であるが、毎年のように各地で小流行を繰り返している。肺炎の合併率は高齢者、慢性呼吸器疾患患者、は肺炎をおこす。
おおはし

投稿者: 大橋医院

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