大橋院長の為になるブログ

2017.07.14更新

副腎皮質ステロイドホルモンのひとつ、アルドステロンの分泌が過剰になるためにおこる病気です。

アルドステロンの分泌が過剰になるためにおこる病気です。アルドステロンは腎臓に作用し、体の中にナトリウムと水分を

蓄えるために高血圧になります。また。尿の中にカリウムを輩出する作用をもつため、アルドステロンが過剰になると、血液中の

カリウムが減り、筋力が低下したりします。

 もともとまれな病気と思われていましたが、最近検査法の進歩に伴い、高血圧の患者さんの5~10%がこの疾患といわれています。

<原因>

副腎皮質の腫瘍、または過形成が原因です。腫瘍は、通常、片側の副腎に生じ、そこからアルドステロンが多量に分筆されますが、

過形成の場合は左右の副腎全体アルドステロンが出てきます。病気の原因が片側の副腎なのか、両側の副腎なのかにより治療法が異なります。

<症状>

主な症状は、高血圧と低カリウム血症に起因するものです。高血圧、抗アルドステロン血症、低カリウム血症などです。

<治療>

腫瘍によるアルドステロン症の場合、摘出をします。過形成は内服で治療します。

長引く高血圧症と低カリウム血症は要注意です。おおはし

投稿者: 大橋医院

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