大橋院長の為になるブログ

2015.06.23更新

パキシルは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれつつ、抗うつ薬です。
うつ病には気分の落ち込みだったり、不安に関与する神経伝達物質であるセロトニンが関わっている。
脳内のセロトニンが減少することによって、うつ病が引き起こされるのである。
つまり、脳内のセロトニンの量を増やせば、うつ病を改善できるということだ。
パキシルは脳内のセロトニンを増やす薬だ。セロトニンは脳の神経から放出され、セロトニン受容体に作用することによって、
感情が形成される。

しかし、放出されるセロトニンの量が少ないと抑うつ状態になってしまう。その上、放出されたセロトニンは
セロトニントランスポーターによって脳の神経の中に再吸収されるのである。これによって、さらにセロトニンの量が減ってしまうのだ。
パキシルは、セロトニントランスポーターを阻害する。そうすることによって、脳内のセロトニン濃度を上昇させ、うつ症状を改善するのである。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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