大橋院長の為になるブログ

2014.07.25更新

「慢性腎臓病(CKD)」                                                                    1:「慢性腎臓病(CKD)」患者は高血圧、血圧の日内変動の異状などの心血管病(CVD)の危険因子を合併しやすく、危険が高い。
2:CKDの早期発見のため、すべての高血圧患者で、検尿とeGFR(腎機能)を調べる。
3:降圧目標:糖尿病でアルブミン尿の有無にかかわらず、130/80mmHg未満とする。
4:生活習慣では、食塩制限、適応体重の維持、禁煙、腎機能に応じたタンパク質制限を行う。食塩制限は、6gr/日未満を推奨する。
5:第一選択薬:糖尿病あり、アルブミン尿の有無にかかわらずRA系阻害剤を推奨する。
6:尿蛋白の減少は末期腎不全の発症抑制と強く相関し、尿たんぱく尿をできるだけ減少させることが重要である。
7:GFR(腎機能)30ml以下はRA系少量から開始し、血清kの値に注意する。
8多くの場合多剤併用療法が必要となる。GFRが30以上の場合にサイアザイド系利尿剤、それ未満はループ利尿剤を用いる。
CKD患者は急性腎障害を起こしやすい。発汗、嘔吐、下痢、発熱などにより脱水があるときは危険である。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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