大橋院長の為になるブログ

2014.06.21更新

<大人の百日咳>
しつこい咳が続く感染症の百日咳。
かつては子供の病気と思われていましたが、流行形態も変化し、
患者の2/3が16歳以上という調査結果が出ました。
百日咳は患者の咳などのしぶきに含まれる菌を吸入することで感染し、
1週間から10日の潜伏期間を経て発症します。
最初かぜのような症状で、次第に痙攣性の咳が起こるようになります。
息を吸い込むときに「ヒュー」糖音が出たり、夜間の咳の発作がおきたりするのが特徴です。
しかし、大人の場合は咳が長引きますが、子供のような特徴的な症状は少なく、診断が
困難です。最近、大人の流行が増えています。
百日咳葉、早春から夏に多くみられますが、秋にも多いという報告があります。
大人の百日咳は,かぜとの鑑別が困難です。血液検査でも子供のようなリンパ球の増加もみられません。
百日咳の抗体価のペア血清で抗体価の大きな変動があれば診断が可能です。
2週間から4週間の感覚で2回検査をして測定する必要はありません。
一回だけで160倍以上の抗体価の上昇があれば百日咳です。
成人の咳は、一般的には咳が4週間を超えている、マクロライド系の抗菌薬が有効です。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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