2020.05.04更新

赤ひげ 黒澤明監督 ラストシーン:赤ひげ「誰が許した?」保本(加山雄三扮する医師で、長崎帰りを土産に偉くなり、御殿医(将軍を診れる偉い医者)になるつもりでいた。しかし赤ひげと貧乏な長屋連中との触れ合いを見ながら、強く赤ひげに魅了された)「いえ、先生が怒鳴っても力づくでも、ここの小石川養生所にのこります。」赤ひげ「お前は若気の至りでそんなことを言っているがきっと後悔する。俺は南町奉行所や岡場所で見せた汚い医師だ」保本「先生のそんなところがすきです。」赤ひげ「もう一度言う、お前は若気で、御殿医になれるのを、ほうり投げて、この養状所に残る?おおはし貧乏と苦労が待っているだけだ。」保本「医師はどう生きるべきか、先生が私に教えてくれました」赤ひげは諦めたように、しかし鬼のような顔をして「いいか!お前はきっと後悔する!」保本は嬉しそうに「お許しが出たのですね?」赤ひげは仏頂面で「ふん!」と言っただけだった。こうして二人小石川養生所に入っていく所で映画は終わる。

投稿者: 大橋医院