2014.02.28更新

昨晩より、長女が来ている。
妊娠5か月だそうである。出産予定日が8月前後と聞いた。
私の誕生日は7月31日である。
私と孫の誕生日が同じであればよいと願っている。
少しおなかが大きくなり、私のビール腹と同じになった。
私もこの調子で、ビールを飲み続ければ、私の腹囲は妊婦と同じになる。
孫が生まれる。節酒しよう。
久しぶりに元の家族が集まった。
やはりうれしいものだ。
生まれてくる孫が男か女か楽しみである。
私は女の子を希望している。女の子なら、顔をペロペロキャンディしようと!


岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

2014.02.27更新

投稿者: 大橋医院

2014.02.24更新

<小生は新米小児科医である。>

大橋信昭

   小生は循環器専門医である。しかし、開業したから、胃の検査もするし、大腸の検査もするし、おばあさんのお嫁さんの悪口も聞き、循環器一筋というわけにはいかない。往診もすれば、介護施設に行き、認知集団を診断する。
 小生は還暦を過ぎて一年以上になろうとするが、これも初期の認知症なのか?58歳になってから小児科医を志したのである。非常識も限界というものである。まず書物を購入した。「開業医のための小児科学」、「小児科学薬物用法.用量」、「当直医のための小児科学」この3冊を熟読し、トムソーヤが危険な洞窟を探検するごとく、休日診療所(保健センター)に出かけたのである。
 薬量の計算、診察、診断は教科書で頭は整理されている。休日診療所へ到着したら、すぐに1歳2か月の子が発熱している。すぐに診察してほしいという命令である。帯同するに看護師に「私は、今日、小児科当直初めてです。よろしく。」看護師は顔を青ざめ「先生はいくつになられましたの?」「58歳です。」
看護師は驚き「それは無理です!」と小生を睨んだ。すぐに薬剤師に情報が飛んだ。知り合いの薬剤師が現れ、「先生は小児科が、大変に不得手であると言って見えたでしょう?」「私もそこが分かりません。小児科を勉強したくなったのです。」このような討論は時間をかけてはいけなくて、早速、1歳2か月の子の診察にかかった。まず成人用の聴診器を用意してきたことが間違いである。診察室にかわいらしい子がぐったりして入ってきた。緊張して診察を始めると、小生の聴診器から鼓膜を打ち破るような、子どもの泣き声が入ってきたのである。胸部にて心肺音、腹部音と触診、リンパ節の腫大の有無を判断し、処方に取り掛かろうとしたのである。そこで看護師の注意が入った。「先生は、咽頭喉頭部、扁桃腺など口腔内の所見をとっていない、髄膜刺激症状も取っていないし、お母さんに生活指導をしていない」これには小生は、油汗が出てきた。基本の診察行為ができていないというのである。
 薬剤師からすぐに非難が大声となって聞こえてきた。「用量がまるっきり違う!計算しなおしてください!」どう計算しなおしても間違いだらけである。
 薬剤師、看護師の御助けの元、一人一人、乳幼児を診察していった。小児科専門医と比べれば、莫大に時間がかかるし、薬剤師、看護師の疲労も大変である。食事の時間は、隅のほうで、顔を下向いて、静かにお寿司を食べた。暗い重い食事である。胃の中に確かに食事が入ったか分からないのである。
 午後の診察が始まった。小生は疲労困憊し、体重あたりの薬用量はますます、ミスが増えた。ついに薬剤師が切れた。小生のところへ来て、かなり悪態をついた。診察は診察で、看護師に指導権は取られ、小生は木偶の坊のごとく立っているだけになった。乳幼児の病気を治してもらいたいと、訪れた母親、父親の目も冷たい。あー私も腹痛が始まった。頭は大混乱、泣きそうになった。何故、小児科を58歳で始めるのか小生は気が狂ったのか?帰りたくなった。
 天の助けのように、帰宅時間が来て、書斎で考えこんでしまった。それからである。小生は小児科医に120%の努力で勉強した。小児科のあらゆる本を読み漁り、同級生の小児科医を見つけると、相手が嫌になるくらい分からないことを聞いた。それから3年、小生は61歳になるが、また2週間後に当直がやってくる。楽しみである。もう、薬剤師や看護師にも叱られることはなくなった。相変わらず、当院の診察室で医療を行っているよりは緊張する。小児科医として3年間、急成長である。
 私は、小児科医に挑戦して、医師として30年以上のキャリアがあるにもかかわらず、「診察する」「患者さんの痛みを分かってあげる」「命がけで所見は見逃さない」「肉体も心も最大限にできることはやる」ということを学んだ。これからも小児科医に挑戦、成長していくつもりである。


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投稿者: 大橋医院

2014.02.20更新

<一年生>

大橋信昭

 小生は、還暦を過ぎて、出家したわけではないが、突然、医学論文を読み出し、勉強会や学界にも顔を出し始めた。還暦後に気が付くようでは遅いが、小生の医学知識は現在の医学知識と、百年の差がある気がしてきたからである。医学新聞も、ネットやメールでも、医学的知識は飛び込んでくる。老眼鏡をはめて熟読すると、小生の無知ぶりに一人、書斎で赤面を呈するのである。
 もはや、歴史小説や推理小説ばかり読んでいては、20年や3年後輩の医師と、医学的会話が成立しないのである。故に、今年に入り、医学情報を追いかけているわけである。しかし、還暦はさすがに脳の知識許容面積が少ないようである。努力すれども、努力すれども、医学情報は、一晩眠れば、小生の脳の中で消失しているようである。あきらめてはいけない。いつ昇天するかわからない年齢になり、最新医学への強熱は深まるばかりである。
 私は決心した。可能な限り勉強会に出席しよう。疲労困憊の時は会場での高鼾は周囲の医師に迷惑をかけるから、体調管理は気をつけねばいけない。絶対に、深酒でアルコールの匂いが、体に染みついている時ではいけない。よく寝て、規則正しい小生の生活が、学界や勉強会には望ましい。
 勉強会にもいくつもの種類がある。一番良い勉強会は、熱心な医師が自主的に集まり、それぞれの医師が自分の得意分野を発表する会である。スポンサーがつかないから、基礎的な医学的知識、臨床応用、症例報告、薬の評価等である。製薬会社が主催の勉強会は、その会社の薬の悪口は言いにくいものである。
小生は、製薬会社がいない、自主的な熱心な医師が集まる勉強会を、一番大切にしている。これは数えるほどしかない。
 次に一番困るのは、製薬会社主催の勉強会である。週に2-3回はある。小生が気に入らないのはあくまで、その製薬会社のもっとも売ろうとする商品の宣伝会とあまり変わらないのである。遠方より、かなり高名な医師が招待されて、その先生の業績を発表するのだが、その部分は勉強になるが、いつの間にか薬の宣伝になっている。「このように有意な差を持ってOOOO会社のこの薬が一番の成績を収めたのであります。」これを聴くと、後で懇親会にどんな分厚いステーキやうまい酒がまわってきても、おもしろくない。小生は、その高名な先生がいつからOOOO会社の手先になったのか不可解である。資本主義であろうとなかろうと仕方があるまい。
 ともかく純粋に勉強がしたいのに、製薬会社はどこまでも後を追いかけてくる。学術学会のナイトセミナーは純粋に勉強ができると思うと、配られた弁当には、製薬会社のマークが入っている。講師の大切な話をメモしようとすると、ボールペンには必ず製薬会社のマークが印刷されている。
 小生は製薬会社の悪口を書いているのではない。純粋に勉強したいのだが、製薬会社なくして医学の発展は難しいのである。次々と発表される新薬により、我々はいつの間にか、治らぬ病気も治せるようになっているし、医学情報の宝の山が製薬会社にあり、そこのMRが持ってくる資料には考え込まなくてはいけないのである。小生の乏しい知識と製薬会社のMRと膨大な医学的資料を比較すると、MRの話に聞き入ってしまうのである。
 小生は医師である。製薬会社とは何の関係もなく、賄賂も貰う気はない。ここは純粋に、教科書、雑誌、文献に目を通し、医学生になったような純粋性が必要である。還暦を過ぎて、今日、ネットで買った「心機能評価」の本を丹念に読み、大切ところは鉛筆で線を引き始めたのである。40年も前の4畳半のわびしい下宿生活を思い出しながら、活字に目を通しているのである。この努力は、もう行く年もない棺桶に入るまでに、多くの患者を救うことになると期待したい。
最後に小生は還暦を過ぎて「老いても、勉強熱心はだれにも負けない医師一年生である。」


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投稿者: 大橋医院

2014.02.19更新

<独裁者>

独裁者は認めてはいけない、屈伏してはいけない。
政治、スポーツ、あらゆる企業に独裁者は存在する。
しかし、病棟の独裁者は許してはいけない。
小生が思うに、病棟は多職種のプロで構成されるが、そこに上下関係はない。
なぜならそれぞれが、自らの仕事を全力を尽くしており、自分の仕事は、ほかの職種より絶対負けない
というプライドを持って働いている。そういうプロの集団だから、何も医師や看護師が特別な存在ではない。
みんな平等なのである。しかし、病院によっては、婦長が独裁者に君臨していることが多いから、困ったものだ。

医師が医局へ入ってくる。看護師に緊張が漂う。医師の死角から独裁者がにらんでいるからだ。
ナースたちはロボットのようにカルテを運ぶ。言葉を奪われている。幽霊のようにか、独裁者から逃げるように、
病棟へ走りこむ。時に哀れなナースや介護士は、独裁者に逮捕され、罵声を浴びる。
泣くまいと彼らは握り拳を強くする。

医師も独裁者の犠牲になる。医師とは患者さんに最も優しく接し、病気の有無、重症性を会話,診察の中から、
読み取り、必要あれば、投薬をする。必ず今の苦痛は改善されると、患者さんに安心感と希望を持たせねばいけない。
これを破壊するのが独裁者である。その患者は診察する必要はないと眉間を切り、処方一つ一つ難癖をつけるか、
治療方針も捻じ曲げる。医師の医療への情熱は崩壊される。

独裁者が歩くところで出会った、看護師、介護士、ケアマネージャー、栄養士、歯科衛生士は独裁者の恐怖の雄叫びに、
気絶する。こんな病院では、患者さんの苦情も多く、治る病気も他界する。

我々は、この独裁者と戦わねばいけない。病院は、患者さんにとって最も幸福の場所でなければいけない!
看護師も介護士も多職種も、医師も本領を発揮し、明るく笑顔が絶えないのが病院である。
我々は、独裁者には負けない!

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投稿者: 大橋医院

2014.02.17更新

41歳のスキーヤーを見て驚いた。
7回もオリンピックを挑戦して、やっと銀メダル。
どういう努力だ。
金メダルを取るまで、45歳、49歳とがんばるという。

私も、本当の良い医療を目指して、
体力の続く限り、医学に挑戦していきたい。

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投稿者: 大橋医院

2014.02.17更新

投稿者: 大橋医院

2014.02.15更新

在宅医療において、医師をはじめ関係する多職種が
協働して患者.サポートする体制づくりが重要であります。

在宅医療において、医師、歯科医師、薬剤師、看護職員、
ケアマネージャー、介護福祉士、などの協力による患者さんへの
心、体、総合的な医療を目指します。

24時間365日体制です。
看取りも引き受けます。

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投稿者: 大橋医院

2014.02.14更新

小生の所属する医師会長がこう言った。
「君の人生は、せいぜい10年だ、いやもっと短いかもしれない」
この直球アドバイスに、私は考え込んでしまった。
確かに60歳から61歳になろうとしている、孫もできる、お爺さんだ。
だから身辺整理は、きちんとせねばいけない、しかし、何かやり残したことがある。
柔肌の熱き血潮の振れもせず、医療一直線の人生だ。
昇天する前に、柔肌の熱き血潮に触れておきたい。
女房はどうだ?仕事がおわったら、口をあけて、もう高鼾だ。
当院のスタッフ、アルバイト先には女性が、ごろごろうごめいている。
私は、昔、老人ホームの婦長と回診してばかりいたが、婦長は私より二つ年下である。
厚化粧で飾っておるが、熱き血潮も柔肌も感じられない。
ある日、ひとまわり以上の年下の看護師と回診ができた。
とてもきれいな女性であった。回診に集中できず、その女性の美しさに魅惑されてばかりいた。
吐息も甘く、私はこんな近くに、熱き血潮の柔肌がいることを知った。
それからは妄想の世界である。どうやって、アプローチするか、二人っきりになるときはないか?
その妄想を小生はうかつにも婦長に言ってしまった。
「あの子は綺麗ですな」

これがいけなかった!この私の発言のおかげで、熱き血潮の女性は婦長から散々いじめられるようになった。
女性の世界で、特定の人をきれいだというと"セクハラ"になるらしい。
どうもこの組織に柔肌の熱き血潮は触れることができなさそうである。
もうすぐお爺さんになるから、パソコンも綺麗にして、身辺知りして医学に邁進せねばいけない。
どうやら、柔肌の熱き血潮に触れもせず昇天するらしい。

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投稿者: 大橋医院

2014.02.13更新

一つの組織が順調に、すべてのスタッフが同じ気もちで、仕事を順調に進めるためには、
やはり、信念を持った強力なリーダーが必要である。
そのリーダーは、強力なリーダーシップ、権力、部下を圧倒するオーラが必要である。
何よりも、部下より豊富な知識や経験が必要とされる。存在感が重く部下を圧倒するくらいでないといけない。
しかし、部下が傷つき、委縮し、仕事も効率が落ち、疑問点をリーダーと話し合うことができないということはいけない。
それはリーダーでなく、独裁者である。

スタッフがそれぞれの個性を発揮し、楽しく、笑いが起こり、全員が平等に仕事ができるとよい。
リーダーは優しくそれを、監視し、時には、叱咤し、激励し、いい仕事をしたスタッフにはやはり、
称賛の言葉が必要である。
そんなリーダーの元なら、スタッフは全力で働き、笑顔が絶えないいい組織ができるのである。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に、全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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