2020.04.14更新

思老期 阿久悠(大橋信昭) :足音もなく 行き過ぎた 季節を ひとり見送って はらはら 涙あふれる、私六十六、

無口だけれど あたたかな心を持った あののひとの 別れの言葉抱きしめ やがて六十七に 心ゆれる秋になって 涙もろい私

老人はこわれもの 愛しても傷つき 老人は物忘れはげしく 過ぎてから傷つくおおはし

 

 

投稿者: 大橋医院