2015.06.01更新

<Time Spirit>

大橋信昭
 今日は、日曜日だと思う。随分、朝寝坊した。目を開けると、部屋の中は、森の、奥深い、滝が傍に流れているような、さわやかな、イオンを感じられた。僕は慌てて、両親と兄弟を呼んだ。返事はない。カレンダーを見て驚いた。25XX年Y月Z日となっている。部屋の中にはないもない。空腹を求めて、ポケットに幸い残っていた日本銀行の紙幣とコインを確かめ、外へ出た。驚いた。6畳くらいの楕円形のカプセル状の円盤が飛び合っている。黄色く塗られた道があったので、飛び乗ったら、動き出した。エスカレーターなのだ。僕はエスカレーターに乗り、動くに任せた。先ほど見た、飛んでいる、カプセルをよく見ると、運転手はロボットであり、助手席は老人である。どのカプセルも老人出る。子供は見渡らない。僕は、TAXIというロボットが運転しているカプセルが近づいてきたので、手を挙げた。すると私の横に止まってくれた。「オキャクサマ、ドコヘ」とやはり機械音であった。「僕ね、食事をしたいので、レストランへ連れてってくれるかな?」「レストラン "cap"」でよろしいですか?」僕は理解できないので、承諾した。キュイーンと滑らかな金属音と共に空中200メーターまで舞い上がったであろうか、アッという間に急降下した。"レストラ"cap"であった。僕は日本紙幣で一万円をロボットに渡した。「オキャクサマ、カード25XXはお持ちですか?モッテイナイデスカ?ココニ指紋ヲ、オシテクダサイ。ツケデスヨ。」なんだか食事もできるのか不安になり、レストランへ入った。ロボットのコック以外は、御爺さん、御婆さんばかりであった。コックがやってきた。「ナニヲ、セッシュシマスカ?」メニューを見ると驚いた。主食:、カプセルA,B,C、D、E  食事:細粒:A-E、ドリンク:A-―Eであった。ともかく空腹なので、水といっよに、カプセルAとドリンクBとリキッドCを飲んだ。すると、急に頭の中で、豚カツとキャベツと、シチューとパイナップルを食べるシーンが20分画像として残った。急に満腹であった。コックに日本紙幣を見せてもカードでつけにしておくと言った。隣の老人に尋ねた。青少年や子供たちと逢いたいのだが?」すると「もうとっくに、年齢別に、人はテリトリーに分かれており、君はいくつかね。」「48歳です。」と答えた。「それはテリトリーC」だね。あの黒いタクシーで行くとよいよ。」僕は早速、黒いタクシーを見つけて、テリトリ-Cへ向かった。すべての車は空中を走っており、歩行者は見当たらない。運転手はスナック"Cスプリット"につけてくれた。恐る恐る中に入ると、20代から50代のカップルや一人で楽しんでおり、バックミュージックは以外にも、Mozartの交響曲No41であった。隣のカップルはカプセルBと細粒EリキッドAをのみ、ご満悦であった。私は一人でリキッドCを飲んでいる若者に近づき、この世界はどうなっているのかと聞いた。「あなたは、2015年の時代から来られたのですか。大変でしたね。歴史で、学習したのですが、世界中の政治家たちの何百回にもわたる平和会議にもむなしく、核戦争が始まりましてね、ほとんどの都市、自然、人類、動物は息絶えました。かすかにDNAを痛めた人類が集まり、残っていたロボットに助けられ通つつ、今の世界が出来ました。子供たちはテリトリーFで、今、ロボットと人類の共存の講義を受けています。あなたもここへ来たからには、ロボットを味方にすることだ。彼らは、平和主義だし、戦争なんても何百年もない、彼らの影響で人間は争うことは無くなった。まだ間に合う。テリトリーFで講義を聞いてきなさいよ。」この話に驚き、ピンクのカプセルでやっと講義を聴けることが出来た。その講堂は北島三郎の"祭り"が何回も演奏されており、みんな、レクチャーDのチョコレートを食べていた。不思議に、闘争心も、悲しみもなくなり、心は平和、幸福に満ちあふれていた。私はみんなと講義を聴いた後、挨拶を交わし、グレイのカプセルでホテル"茶瓶の湯"に泊まった。信じられなかった。山は美しく、木々は争うことを緑色を発し、湖はバイオリンの音色を奏でていた。
 私は、明日から、この世界の事を、一から学ばねばいけないが、努力してこの世界に住み着くことを決意した。(完)


岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力投球します。

投稿者: 大橋医院