2014.05.01更新

連休が続行すると、瀕死の患者さんが増えてくるのは、毎年だ。
月が欠けて来たり夜明けや早朝、国民がバカンスに出かける時、
患者さんの容態は悪くなる。家族が「先生、どこにも行きませんね!」と脅迫する。
これでは国民が最もリラックスしているときに、我々医師は最悪の忙しい時期を迎えることになる。
海外旅行や、海へ泳ぎに行ったり、登山は許されない。救急車が間にあわないからだ。
待機が医師の仕事である。携帯の鳴るのを待って、自宅待機である。
ケーブルテレビの映画を見たり、時には酒を一杯引っかけるしかない。
ちょうど2-3杯引っかけて、顔が真っ赤になった時、携帯が鳴る。
マスクをして、酒のにおいを最大限消して病室に行く。
患者さんはもう数分で仏である。くさい酒の匂いが病室に満喫しない様に息を止めている。
やがて、お迎えが来る。「ご臨終です」と言って、ナース室に戻り、死亡診断書を書く。
帰りのタクシーの運転手とは対外政治の話になる。あの総理はダメだ、OO党は馬鹿だ、
二人とも夜明けの仕事で焼けである。こうして、朝日は登る。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院