2025.12.09更新

<新型コロナウィルス感染症>

概要
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症です。2019年12月に中国で初めて報告され、今もなお世界的な流行を見せています。日本では2023年4月1日までに33,462,859人(国内人口の約26.5%)が新型コロナウイルス感染症と診断されています。
新型コロナウイルスについて厚生労働省は、入院措置・勧告や外出自粛といった措置をとれる“新型インフルエンザ等感染症(感染症法上の2類相当)”に位置付けていましたが、2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ感染症法に規定される“5類感染症”に移行しました。これにより、政府が外出自粛を要請することはなくなり、感染対策は個人や事業者の判断に委ねられるなど、大きな転換点を迎えました。
新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスの感染から1~14日(当初は平均約5日、オミクロン株では平均約2日)の潜伏期間ののち、発熱、鼻水、喉の痛み、せきなどの呼吸器症状や、嗅覚異常や味覚異常といった症状が現れます。また、感染者の一部は肺炎が悪化して酸素投与や集中治療室での人工呼吸管理が必要になることがあり、特に、高齢者や基礎疾患などがある人、一部の妊娠後期の人で重症化のリスクが高いといわれています。2022年7〜8月にかけて新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化した割合は50歳代以下で0.01%、60・70歳代で0.26%、80歳代以上で1.86%、また死亡した割合は50歳代以下で0.00%、60・70歳代で0.18%、80歳代以上で1.69%と報告されています。
新型コロナウイルスは発症の2日前から発症後5~10日間程度までは、ほかの人に感染させる可能性があるといわれています。特に、発症直前や直後がもっともウイルス排出量が多く、感染のリスクが高まるため、流行期間中は症状の有無にかかわらず3密(密閉・密集・密接)や、飲酒を伴う懇親会のように感染リスクが高まる“5つの場面”を避けることが大切です。
原因

新型コロナウイルス感染症の原因は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)です。ウイルスはヒトの粘膜に付着し、そこから体内に入り込んで増殖することで発熱やせきなどの症状を引き起こします。
コロナウイルスとはRNAを遺伝情報とし、“エンベロープ”と呼ばれる脂質の二重膜を持つウイルスの総称です。新型コロナウイルス以外にはいわゆる“かぜ”の原因となるウイルスや、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)の原因となるウイルスがあります。
新型コロナウイルスの感染経路
新型コロナウイルスの感染経路
新型コロナウイルスは一般的に“飛沫感染”と“接触感染”によって感染し、中でも飛沫感染が主な感染経路であると考えられています。なお新型コロナウイルスは、飛沫が飛びやすいマスクなしでの会話や、3密(密閉・密集・密接)の環境で感染しやすいことが分かっています。
飛沫感染とは、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、会話によるつばなど)に含まれたウイルスをほかの人が口や鼻などから吸い込むことで感染する経路です。
接触感染とは、感染者が触れることなどでウイルスが付着したものに、ほかの人が触れてその手で口や鼻などを触ることでウイルスが粘膜から感染する経路です。目の粘膜からも感染するといわれています。
感染後
感染後
新型コロナウイルスは、発症後7~10日間が経過するまではウイルス排出の可能性があるといわれているため、他人に感染させるリスクが高いことに注意する必要があります。特に発症後5日間は感染リスクが高いことから、外出を控えることが強く推奨されます。
また5日が経過していたとしても、熱が下がり、せきや喉の痛みなどの症状が軽快してから24時間程度は様子を見て、外出を控えることが推奨されます。
新型コロナウイルスの変異株
新型コロナウイルスなどのウイルスは、増殖や流行を繰り返す中で遺伝子配列を少しずつ変異させており、新型コロナウイルスは約2週間で1か所程度の速さで変異を繰り返しているといわれています。そのうち感染性が高まったり、ワクチンへの効果を弱めたりする、またはその可能性がある株を「懸念される変異株(VOC)」と「注目すべき変異株(VOI)」として警戒の対象としていますが、2023年9月時点では、VOCに該当する系統の指定はありません。
オミクロン株は従来の新型コロナウイルス同様、引き続き高齢者の重症化リスクは高い一方、若年者の重症化リスクはより低く、ほとんどが軽症で済むことが特徴です。
症状
新型コロナウイルス感染症の発症早期では発熱・鼻汁・喉の痛み・せき・倦怠感・息苦しさといったかぜやインフルエンザに似た症状や、嗅覚異常・味覚異常、下痢などが現れることがあります。一部の人は症状が悪化して肺炎になり、入院が必要になることもあり、さらに重症化すると集中治療室での人工呼吸管理が必要になります。
重症化する場合は発症後約5~7日程度で急速に悪化することが多く、特に高齢者や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を持つ人で重症化しやすいことが知られています。
また、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)と呼ばれる重度の呼吸不全や、サイトカインストームと呼ばれる過剰な免疫反応、血栓症や心筋炎が合併症としてみられることもあり、若年層であっても重症化することがあります。
新型コロナウイルス感染症の後遺症
新型コロナウイルス感染症にかかった人の中には、治療や療養が終わったにもかかわらず一部の症状が長引くことがあり、いわゆる後遺症として報告されています。
新型コロナウイルス感染症の後遺症については研究が進められている最中ですが、以下の後遺症が報告されています。
• 体のだるさ
• 筋力の低下
• 集中力の低下
• 脱毛
• 睡眠障害
• 嗅覚障害
• 咳
• 頭痛
• 味覚障害
• 記憶障害
• 関説の痛み
ただし、いずれの後遺症もほとんどの場合で時間の経過とともに軽快していく傾向があると考えられています。また、入院中酸素投与が必要であった人や、気管内挿管・人工呼吸器管理が必要であった人はそうでない人と比較して後遺症が残りやすいということも明らかになりました。
検査・診断
新型コロナウイルス感染症を診断するための検査には、抗原検査とPCR検査やLAMP検査があります。抗原検査は、ウイルスを特徴づけるタンパク質(抗原)の存在を調べるもので、PCR検査やLAMP検査はウイルスを特徴づける遺伝子配列の有無を調べるものです。それぞれ、検査の精度、検査が行える場所、判定にかかる時間が異なります。検査は、鼻咽頭(びいんとう)や鼻腔(びくう)のぬぐい液や唾液を検体として行われます。
新型コロナウイルス感染症は検査結果と医師の診察に基づいて診断が確定します。そのため、自分で行う抗原検査の結果が陰性であっても、医師の診察が行われていなければ新型コロナウイルス感染症ではないと確定することはできません。
新型コロナウイルス感染症の重症度
新型コロナウイルスの重症度は、血液の酸素飽和度(SpO2)と呼ばれる検査値と、臨床症状に基づいて判断されます。
• 軽症:SpO296%以上、呼吸器症状がない、せきのみで息切れがない
• 中等症I(呼吸不全なし):SpO294%~95%、息切れと肺炎所見がある
• 中等症II(呼吸不全あり):SpO293%以下、酸素投与が必要
• 重症:集中治療室での治療が必要または人工呼吸器が必要

新型コロナウイルスの治療薬
日本で使用できる新型コロナウイルスの治療薬については、2023年9月時点で主に以下の治療薬が承認されています。
抗炎症薬
• デキサメタゾン:ステロイド薬。中等症II〜重症の患者への投与が推奨されている。
• バリシチニブ:関節リウマチなどに使用される薬。中等症II〜重症の患者に検討される。
• トシリズマブ:関節リウマチの治療薬としても使用される。中等症II〜重症の患者に検討される。
抗ウイルス薬
• レムデシビル:エボラ出血熱の治療薬として開発されていた薬。ハイリスクの軽症~重症患者まで幅広く検討される。
• モルヌピラビル:ハイリスクの軽症~中等症Iの患者に検討される。妊婦には使用できない。
• ニルマトレルビル/リトナビル:ハイリスクの軽症~中等症Iの患者に検討される。併用できない治療薬が多いため注意が必要。
• エンシトレルビル:軽症~中等症Ⅰの患者に検討される。妊婦には使用できず、多くの薬剤が併用禁忌となっている。重症化リスクの少ない患者にも使用が可能である。
中和抗体薬

 

 

投稿者: 大橋医院

2025.12.08更新

2025年のインフルエンザは、例年と比べて流行の立ち上がりが早かった。しかもA型の新たな変異株である。サブクレート「サグレートK]が主流となっている。

今年の変異インフルエンザの主な特徴は、流行の早期化、例年より早く始まり11月には感染者が急増している。

A肩(H3N2)が優位、検出される2ウィルスの大部分がA型(H3N2)であり、その中に新たな変異株である「サブクレートK]が多く占めています。

このウィルスは感染力が強く、比較的若い若年層(平均30.6歳)で感想層がピークです。

消化器症状の併発がみられ、一般的なインフルエンザの症状(高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、、)に加わり、消化器の症状を訴える患者が多くみられる。

サブクレート株は、これまでのワクチンと抗原性が完全に一致しない。しかし、例年の重症化インフルエンザワクチンも流れていますので、早めのインフルエンザワクチン接種が進められます。

マスク着用、手洗い、手指消毒、こまめな換気、適切な湿度調節がが望まれます。

インフルエンザは主に、A型、B型、C型、D型の4種類があります。ヒトの間ではA型とB型が流行します。インフルエンザAが最も一般的で初期段階に大暴れ、大流行をします、

主な亜型A(H1N1,Aソ連型、)(H3N2:A香港型)が有名です。2025-2026年はA(H3N2)の変異株である、「サブクレートK]が世界的に主流になっています。

A型が先に流行し、少し遅れてB型が流行する傾向にあります。今摂取しているインフルエンザワクチンは「サブクレートK]と完全に一致してはいないが、通常40-60%、入院や重症化、死亡の

リスクを多いに減らします。今のワクチンは小児、背少年で70-90%、成人では30-40%入院を減らすという報告もあります。

B型は変異速度が比較的遅い。A型の比べ、嘔気、下痢の消化器症状が多い。 ”A型が先に流行し、少し遅れてB型が流行する傾向がある。Ⅱ025-2026年のインフルエンザワクチンは 特定のサブグレードには完全に一致していないが、重症化予防には有効である。

「Covid19]

2025年の新形コロナの国内の状況は継続的に変化しており、新たな変異株への置き換わりが進みつつも感染者数は減少傾向にあります。2025年5月NB1.8系統の感染、7月には

NB1.8系統の変異株、今年の夏は強いのどの痛みを特徴とする「サニンパス」と呼ばれる変異株拡大した。発症から7-10日頃に症状が急変しやすく、特にこの時期に咳、痰、呼吸困難など肺炎へ

移行、肺炎の罹患が急増する。コロナ判定陽性となった場合、発症後10日以内h、ウィルス排出の可能性があるため、マスクの着用、高齢者、ハイリスクとの接触を控えるべきである。

5類に移行し、体調不良だけでは公欠にならず、陽性結果を証明できると公欠対象となる学校もある。

SARDSコロナウィルス(Severe Acute Respiratory Syndorome)

 

投稿者: 大橋医院

2025.12.05更新

更年期症候群の女性の皆さま!

従来通り、メリスモンは看護師さんに打ってもらいます。

御安心ください。

やさしい、優しい看護師に打ってもらます。

外来が混んでいても、メリスモンは最優先です。

どしどし、更年期をメリスモンで克服を!!!!

投稿者: 大橋医院

2025.12.03更新

岐阜県大垣市大橋医院の院長の大橋信昭の皮下注射、筋肉注射が全く痛くない理由をお教えします。

一般的に医師も看護師も上腕僧帽筋の外側に摂取します。これでは痛いのです。針が刺されるとき、注射液が入るとき痛むはずです。

私:大橋信昭は以前より、この場所に打てば、全く、100%傷みがないわけではありませんが、95%の痛みが減少します。

それは上腕僧帽筋の中心から、ごくわずかに、”内側に”左腕なら右内側、右腕なら左内側に摂取するのです。

ここは痛覚神経が極めて少ないのです。私が摂取しますと、子供は泣きませんし、いつ摂取したか分かりません。微妙な場所です。

そして心の中で痛くないようにとお祈りします。注射液の注入速度も優しくゆっくり、早く打つ場合もやさしくと心の中で思っています。

当院は、メリスモンの筋注を皆様よく摂取に来られますが、大橋医院のベテラン看護師にも内側注射について相談するつもりです。

もしご協力が願うなら、上腕僧帽筋の内側に摂取してほしいのです。

上腕僧帽筋の中心よりほんの僅か内側に、ずらして摂取することです。患者さんの反応は「あれ、!いつ打ったの、すこしも痛くない」

この前、筋注患者は大声で「先生の注射は全く痛くない」と言われました。第一、子供が全く泣きません。痛くないからです。

上腕僧帽筋レベル、かなり想像より上で、中央よりやや内側です。

投稿者: 大橋医院

2025.11.27更新

インフルエンザが猛威をふるっている。

学級閉鎖が、私の担当学校も多い!

インフルエンザの診断、治療はいつでも私は行う。シャッターが閉まっていても、表玄関を鳴らすか

0584-78-5305か09025737850の電話してください。

土曜の午後、日曜、祝日、お正月も、院長大橋信昭は診察しますので ”ご心配なく”

年末年始、急患センター、大垣市民病院の救急外来が拒否したら、

伝馬町の大橋医院に電話してください。

投稿者: 大橋医院

2025.11.20更新

<医師も人間である!>  大橋信昭
私は昭和54年卒の循環器専門医の大橋信昭と申します。卒業して40年以上経ちますか?あの頃は、卒業しますと研修医になり2年間、研修医手当で生活します。15-6万円だと思いますが、若いですから、技術習得、特に心肺蘇生、静注、動脈穿刺、気道確保、目の前の患者さんは、軽症か?重症か?まずどんな医療行為すべきか?わからないことばかりです。先輩から「研修医は虫けら以下だ!血の小便が出るまで働け!」急患が救急車で集中医療室に入って来る!先輩の罵声の元、死にもの狂いで働きました。患者さんの主治医になると、助けるためには上司に聞きながら、24時間働きました。若いからできました。研修医手当だけでは、学会にも行けません。無理して当直を引き受けます。当直料も貴重な収入源です。夜明けから朝まで働き、午前8時半から通常の外来勤務、昼からは検査、病棟回診、もう夕方です。夕食の確保は病棟食の冷たく余ったもので済ませます。こんな生活を365日続けますと、倒れます。事実、私もひどい腰痛になり動けなくなり、同期の友は不明熱で入院です。この生活を2年続行しますと、ある程度医師として実力が付きます。しかし、経験が浅いのは確かで、相手が多様な人間性を持った患者さんで、接し方、話し方も変えねばいけません。私は初期研修終了ということで、県立OOO病院へ循環器科として赴任しました。怖い部長で土日の休養も認めてくれません。帰宅時間は早くて午後9時、抄読会、症例検討会などあると、夜中になり、そんなときに救急車が入り、主治医は私になります。大学の初期研修医で学んだことを実践しますが、技術不足で、部長、医長、看護主任からも叱られ、四面楚歌です。患者さんは私の熱意は理解してくださり、慰めてくれます。これが唯一の救いです。私は循環器外にも呼吸器、消化器も勉強したかったので各部長に頭を下げ、勉強させてもらいました。自由時間は、ほんのわずか、疲れ果てていました。その病院で2年間修業を積み、かなり臨床の力は増えました。そして、大学病院の教授から帰ってくるように命令され、研究、臨床、後輩指導、学生授業に手を抜かずに全力でやれとの命令でした。最初は無給医で、生活できませんから、各学校の身体検査、病院の当直、近くの病院の外来アルバイトで生活がやっとできました。教授は研究を中心に全国、海外の学会に発表することを強要しました。そして発表内容は論文化せねばなりません。やがて助手になり給料がもらえますから、アルバイトを含め少し豊かになります。6年間の研究生活と教授のカバン持ちを続けてまいりましたら、WashingtonDCで開かれる“World of Congress of Cadiology”に私の論文が通りましたので、権威ある学会に発表が決まったことで、教授が初めてほめてくれました。発表後すぐに論文化したら医学博士を授与されました。お礼奉公に国立OO病院へ勤務しろとの命令です。安い給料で私はもう結婚して二人の子供を連れていました生活は苦しかったのです。私は医師になろうと思ったときに地元の家庭医が理想でした。開業しますと教授室の門をたたき、地元で家庭医として一生を捧げたいと言いましたが教授の顔は鬼のようでした。私の人生ですから、平成元年に開業しました。初日に両親、親戚が20人患者役で来てくれまして、10年は閑古鳥が鳴き、私もまだ若く、時間外、深夜、在宅訪問診察、緊急往診、命がけで働きました。やっと地元の市民の信用を得て、患者さんはかなり増加しました。幼稚園の嘱託医、小学校、中学校の嘱託医、産業医、老人ホームの嘱託医を引き受け、24時間365日働きました。土曜、日曜、祝日、お盆、正月はありません。開業時に多額の借金を銀行に借りていましたが、返済は順調、今度は子供が私立の医学部と薬学部二入学しまして、莫大な教育費に追われることになりました。私は公立で年間9万円の授業料でよかったのですが、私立の医学部は一億以上支払ったと思います。二人とも無事卒業し、やっと楽になるかと思ったら、2年ごとの医療費改正で漸減ですね。生活にゆとりはありません。私も年を取り、72歳になり、無理が効かなくなってきていることがわかります。往診は減らし、夜間の救急診療も断り、恥ずかしながら交通事故(居眠り運転で、電柱に激突3回、赤信号無視)で運転能力の低下を感じ免許は返しました。タクシーと自転車で学校への仕事、産業医の仕事、老人ホーム、開放型簡易型老人施設、などをこなし、ずいぶん仕事を減らしました。もう贅沢は出来ません。家内と二人暮らしで、従業員も全員パートです。長生きせねばいけませんから、毎日ラジオ体操第一、第二、スクワット、エルゴメーター、散歩をして、アマゾンから大量の本を購入し、読書に明け暮れる毎日です。家内の手料理を三六五日朝食、昼食、夕食、外食はせず、酒もたばこも関係なし、ぜいたくは敵です。
私が医師になったころより、社会情勢の悪化もありますが、質素な生活です。学会が年会費を上げてきましたので、循環器専門医、内科学会認定医の継続も困難、産業医のみにしようと思っています。患者さんの健康と幸福のみ考え、地元の家庭医として幕を閉じます。

投稿者: 大橋医院

2025.11.15更新

八つあん「おーい熊さん、お前、そんなにのんきに寝ている場合じゃないよ!お前の死体が

八幡神社の前で転がっているんだぜ、八丁周り、十手持ち、観客が大さわぎだ!」

熊さん「なんだって?俺の死体が八幡神社で転がっているのかい?これは大変だ!

すぐに起きて出かけるよ!すまないな。」

八つあん「全く世話の焼かせる熊さんだぜ!」???????????

 

投稿者: 大橋医院

2025.11.15更新

二ノ宮金次郎いわく:

「おーい、もういい加減にこの校庭の高いところから降ろしてくれよ!目が回るんだよ!

雨の日も、風の日も、雪の日も、こんな高いところに立たせて、重い薪を背負わせてよ!

肩に食い込むよ、ひもが!雨の日はびしゃぬれ、雪の日は雪だるま、風の日は寒くて寒くて!

こんな状態で、本を読んで勉強しろってよ!冗談じゃない!限界だ!降ろして楽にしてくれよ!」

 

投稿者: 大橋医院

2025.11.12更新

三島由紀夫の本を10冊、買い占めたが、どれも難解で、すぐに眠くなる。困った!どうしよう?一例を紹介する。

花盛り.森

「祖先がほんとうにわたしたちのなかに住んだのは、一体どれだけの昔であったろう。

今日、祖先たちはわたしどもの心臓があまりにさまざまのもので囲まれているので、そなかに住まいをもとめることができない」

この2行は,どういう意味ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: 大橋医院

2025.11.09更新

<ある不思議な在宅尊厳死>  大橋信昭
私は開業して、在宅尊厳死に熱意をそそいでいた。平成3年から4年頃は、介護保険がなく、訪問看護ステーション、介護施設も少なく、ショートステイ、デイサービスなどもなく、今回の天野三太郎(仮名)の場合も、お嫁さんか、家族一丸となってケアするしかなかった。天野氏は縫製職人であり、丁稚奉公から独立して天野縫製として店を開くには、かなりの苦労を要した。窓は大きく朝早くから夜中まで、天野氏の針に糸を通して、黙々と背広を、お客さんの体形に合わせて、縫製している姿は、外を通行する人が多い場所だが、私もその職人としての姿は、目に焼き付いて離れない。順調にお客さんの信頼と数を伸ばして40年が経とうとしていた。しかし、急に右半身が早朝、動かなくなった。言語障害もある。脳梗塞に伴う半身麻痺である。私の診療所は近くなので、すぐに往診して入院の必要性を家族に説明した。しかし、家族はこの店も借家であり、入院費用が払えないということを言った。近所でもあり、すぐに駆けつけられるから私に任せてください。しかし、家族にここで昇天されることは、死を迎えることは覚悟してくださいと言った。私は天野氏の部屋に点滴を24時間できるように工事から始め、在宅酸素24時間の用意もし、尿量、糞便、バイタル(血圧、体温、脈拍)は私と家族で几帳面に、ノートへ記録する習慣を徹底させた。順調に天野氏の笑顔も見えたが、ある日、意識混濁、バイタルの悪化を認めた。心臓マッサージ、気管内挿管による呼吸管理、輸液の補強、その環境で出来ることはやった。夜明けの5時2分に、天野氏を観察すると、対光反射なし、睫毛反射なし、呼吸停止、心音聞かれず、
家族にご臨終ですと宣言した。苦しむことなく、40年も座り続けた職場で、天野氏の人生は幕を閉じた。家族は私を恨むことはなく死を納得してくれた。私は、すぐに死亡診断書を構成している時に、死亡宣言して5分後だろうか、天野氏は突然、座位を取り開眼し、私に向かって「先生、ありがとう」と発語して、仰臥位になった。再度死亡確認を重点的に確認したが、やはり死亡していた。あのありがとうは何なのだろう?謎である!

投稿者: 大橋医院

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