2025.01.04更新

風邪が流行っているね。いつでも診察しますよ!

院長の大橋信昭は診療所にいますので、気軽に、病気でお困りの方は

お越しください。

0584-78-5305、09025737850

岐阜県大垣市大橋医院 院長 大橋信昭

投稿者: 大橋医院

2025.01.01更新

今、インフルエンザAが大流行しています。

ご心配な方は、大橋医院まで連絡してください。

シャッターが閉まっていても、チャイムを鳴らすか、

0584-78-5305、09025737850までご連絡を!

保険証とお名前を言ってください。診察、治療します。

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

<生活習慣病>
生活習慣病とは、食事・運動・休養・喫煙・飲酒などの生活習慣が、その発症や進行に関与する病気のことを指します。生活習慣病には、主に以下のような病気があり、日本人の健康に大きく影響するものが多いです。
• 糖尿病
• 脂質異常症
• 高血圧
• 大腸がんや肺がんなどに代表されるがん
• 脳卒中
• 心臓病 など
生活習慣病には予後不良のものも多いため、予防が重要といえます。
原因
生活習慣病の発症は、その名前からも示唆されるように「日々の生活習慣」が深く関係しています。具体的には、食習慣や運動習慣・休養・喫煙・飲酒などです。たとえば、カロリーの過剰摂取は糖尿病につながります。また、睡眠が十分に取れていない状況では高血圧につながる可能性があります。
しかし、これらの要因が一対一対応で糖尿病や高血圧などの病気につながるわけでなく、生活習慣が複合的に組み合わさり生活習慣病が発症します。また、家系に糖尿病、高血圧の方がいらっしゃると、生活習慣病になるリスクが高くなると考えられています。
症状
生活習慣病の糖尿病や高血圧などが発症した初期の段階では、特に大きな自覚症状はありません。しかし、生活習慣病が長年持続すると、重篤な症状が生じるようになります。
たとえば、糖尿病では、目が見えなくなる・腎臓を悪くして透析が必要になる・手足の感覚がなくなるなどの状態となることがあります。また、糖尿病や高血圧などは動脈硬化を促進し、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こします。脳卒中では突然の意識障害や手足の麻痺(まひ)、言語障害などが生じることがあります。急性期に治療がうまくいった場合でも、手足の麻痺が残る・嚥下(えんげ)機能が障害を受け誤嚥性肺炎を繰り返す・寝たきりになってしまうなどの状況になることがあります。急性心筋梗塞を起こすと胸痛や意識消失などが生じます。治療が奏功せずに亡くなることや、心臓の機能が低下して心不全症状を発症しやすくなる場合もあります。
また、生活習慣病では、肺がんや大腸がんなどの悪性疾患をみることもあります。このように、生活習慣病では身体の機能を著しく低下させるものが多く、自立した健康な生活を送ることができなくなるケースもあります。
検査・診断
予防に重点が置かれる一方、早期発見も重視されています。健康診断における体重測定や血圧測定は、肥満や高血圧の発見に役立ちます。また、血液検査を通して糖尿病や高脂血症を疑われることもあります。
さらに尿検査も加えることで、腎臓の病気が指摘されることもあります。必要に応じて眼底検査が追加されることもあり、糖尿病関連の網膜疾患の早期発見に役立てられています。がんの早期発見を目的とした検査も行われます。大腸がんであれば、便検査にて便潜血の有無を確認します。胸部単純レントゲン写真を行うことで、肺がんの有無のスクリーニングがおこなわれることもあります。
治療
治療では、以下のような取り組みが重要です。
• 禁煙する
• 食生活を見直す
• 運動量を増やす など
糖尿病や高血圧と診断された場合には医療機関を受診し、血糖値・血圧値をコントロールすることが求められます。
運動面からの改善という意味では、インターバル速歩と呼ばれる方法の有効性も指摘されています。筋肉に負荷をかける「さっさか歩き」と、負荷の少ない「ゆっくり歩き」を交互に行うことで、筋力や持久力を向上させることができる新たなトレーニング法です。また、特別な運動器具を必要とせず、全体を通してトータル15分から取り組むことができる気軽さも大きなメリットです。
厚生労働省は、運動という考え方以外に「生活活動」という考え方を提唱し、日々の生活で積極的に取り組むことを推奨しています。生活活動とは、階段の上り下り、掃除をする、買い物に行く、重い荷物を持つなどの動きのことです。これらは日常で意識せず行っている動きですが、このような動きも健康づくりにつながります。
また、動物性脂肪の取り過ぎも生活習慣病につながります。食塩やマグネシウムなどの摂取に気をつけた食事を心がけることも重要です。

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

プラセンタで更年期障害よ、さようなら!

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

<美人になるための常備薬>

トランサミン、 ハイチオール、 シナール、 トコフェノール、 タチオン、 チョコラA、

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

<かぜ症候群>
概要
かぜ症候群とは、ウイルスや細菌といった病原体によって引き起こされる上気道(鼻や喉)の炎症による一連の症状のことです。主な症状は鼻症状(鼻水、鼻づまり)や喉の痛みで、発熱、頭痛、全身の倦怠感(けんたいかん)に加え、炎症が下気道(気管、気管支、肺)にまで広がることで咳や痰などが見られるようになります。
かぜ症候群は全ての年代で見られるごくありふれた病気で、普段は健康であっても多くの人がかかることがあります。予後は良好で、多くは安静や栄養補給を心がけることで自然に治癒します。
原因
かぜ症候群は、患者のくしゃみなどによる飛沫に含まれるウイルスなどの病原体が鼻や喉といった上気道から感染することによって起こります。ウイルスはまず上気道の粘膜に付着し、付着部分から体内に侵入して増殖します。ウイルスが体内に入っても免疫によって排除されて発症に至らないこともあり、その人の体調や免疫力に左右されます。
かぜ症候群を引き起こす病原体は80~90%がウイルスです。頻度が高いものがライノウイルスで、ほかにコロナウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどがあります。ウイルス以外にも、一般細菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラといった細菌もかぜ症候群の原因となることがあります。
症状
主な症状は鼻の症状(鼻水、鼻づまり)と喉の症状(喉の痛み)で、そのほかに発熱、頭痛、倦怠感、咳、痰などの症状が現れることがあります。
症状は病原体の感染から1~3日程経ってから現れることが多く、喉の痛みや鼻の不快感から始まり、鼻水やくしゃみが出るようになります。鼻水は、出始めはさらさらとしていますが、次第にどろどろとした黄緑色に変化することが多いです。発熱はある場合とない場合がありますが、小さな子どもは熱が出やすく、38~40℃の高熱が出ることもあります。
ただし、これらの症状の出方は個人差が大きく、いつも決まった症状が見られるとは限りません。また、これらの症状はかぜ以外の病気でも見られることがあり、治療の有無にかかわらず7~10日程度で軽快しますが、咳だけ数週間残ることもあります。自然に軽快しない場合はほかの病気を疑うこともあります。
検査・診断
一般的には、症状や周りの人のかぜ症状の有無などの医師による問診と診察の内容を元に診断されます。かぜ症候群の確定診断には喉の粘膜から採取した検体から直接ウイルスの種類を確かめたり、ウイルスに対する抗体が増えているかどうかを確かめたりすることが必要になりますが、一般的な診察でこれらの検査が行われることはほとんどありません。
ただし、強い症状が見られたり、気管支炎や肺炎などの合併症が疑われたりする場合は、血液検査や胸部レントゲンなどの検査を行うこともあります。
かぜ症候群の検査・診断で重要なことは抗菌薬が必要な細菌性肺炎、溶連菌性(ようれんきんせいいんとうえん)、細菌性(さいきんせいきゅうせいふくびくうえん)などと区別することと、心筋炎やや髄膜炎などかぜ症候群と似ている症状で重篤になる可能性のあるものを見落とさないことです。
治療
かぜ症候群の原因がウイルスの場合は、安静や水分・栄養補給を心がけることで自然に治癒します。症状を和らげるため、対症療法として解熱鎮痛剤や鼻症状を改善する薬などが使われることがありますが、抗菌薬はウイルスには効果がないため使用されません。ただし、3日以上の高熱、膿の混じった痰や鼻水、扁桃(へんとう)の腫れなどが見られる場合は細菌感染が疑われるため、抗菌薬による治療が行われることがあります。

 

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

<インフルエンザ>
原因
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つの型があります。このうち、冬に流行する「季節性インフルエンザ」を引き起こす型は、A型とB型です。
インフルエンザウイルスにはさまざまな種類があるため、一度かかっても同じ年でも、違うインフルエンザウイルスに感染することがあります。インフルエンザには、季節性インフルエンザ以外にも新型インフルエンザなど、世界的な大流行を引き起こしうるものが存在します。
新型インフルエンザとは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なるインフルエンザで、一般の多くの方が免疫を獲得していないことから、全国的かつ急速なまん延により多くの方の生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものを指します。
季節性インフルエンザと異なり、ほとんどの方が初めて直面するタイプであるため有効な免疫を持っていません。そのため、世界的な大流行を引き起こし、ウイルスの性質によっては死亡率も高くなる可能性があります。2009年に大流行した新型インフルエンザ(H1N1型)は、日本だけでなく世界中で猛威をふるいました。
症状
インフルエンザは咳や鼻水を介する飛沫感染によって感染し、1〜2日程度の短い潜伏期間の後に発症します。
典型的なインフルエンザは、悪寒戦慄、急激な高熱と共に発症します。同時に、筋肉痛や咳、鼻水などの上気道の症状が現れることもあります。発熱期間は3〜5日ほどであることが多く、38度以上の高熱が持続した後に解熱傾向に向かいます。
一度解熱してから再度発熱する「2峰性発熱(にほうせいはつねつ)」と呼ばれる熱型をとることもあります。2峰性発熱の場合は、インフルエンザの自然経過なのか、肺炎などの合併症による発熱なのか、医療機関で正しく判断を受けることが重要です。新型インフルエンザでは、下痢や嘔吐などの消化器症状が生じることもあります。
また、肺炎や脳症などの合併症にも注意が必要です。インフルエンザウイルスの感染に合併症を発症している場合、以下の症状が現れることがあります。
• 発熱の期間が典型的なインフルエンザの例よりも長くなる
• 咳がひどくなり呼吸が苦しくなる
• 意識状態がおかしく、けいれんを起こす
など
重症の肺炎を発症している場合、呼吸のサポートが必要となることがあります。また、重症度が増した場合には、通常の呼吸管理が難しくなり、ECMO(体外式膜型人工肺)を用いた呼吸管理が必要になることもあります。
検査・診断
インフルエンザの診断には、迅速キットが使用されることがあります。鼻から長細い棒を入れて鼻咽頭から検体を採取したあと、迅速キットを用いてインフルエンザウイルスの有無をチェックします。結果は10〜15分ほどで判明します。
また、インフルエンザの検査時に合併症の有無も検査することがあります。肺炎の有無を確認するためには胸部単純レントゲン写真検査や胸部CT撮影を行います。脳症の有無を確認するためには、脳波検査やMRIなどの検査を行います。
治療
インフルエンザの治療方法は、重症度や患者さんの持病を考慮しながら決定されます。
特に、気管支(きかんしぜんそく)や心臓疾患、腎臓疾患などを抱えている患者さんの場合、インフルエンザが重症化するリスクが高くなります。このような患者さんには、積極的な治療を検討します。
インフルエンザの治療薬には、内服薬、吸入薬、点滴薬があります。早期の段階で使用すると高い効果が期待でき、発症後48時間以内に開始することがよいとされています。しかし、実際には症状や経過をみながら治療方針が決定されます。
治療薬の服用の有無や種類にかかわらず、インフルエンザ発症時には、異常行動などが発生しないよう注意深く観察する必要があるとされています。インフルエンザ治療薬のなかには、小児に対して原則使用してはならないとされていた内服薬もありました。しかし、その後さまざまな議論をふまえ、現在では10代の患者さんも使用することができるようになっています(2021年3月時点)。
また、抗生物質と同じように不適切に抗ウイルス薬を使用することは、薬剤耐性ウイルスを誘導することにもつながりかねません。インフルエンザ治療薬は医師の判断のもとで、指示に従った内服・吸入を行いましょう。

 

投稿者: 大橋医院

2024.12.25更新

<WPW症候群>
概要
WPW(Wolf-Parkinson-White:ウォルフ・パーキンソン・ホワイト)症候群とは、生まれつき心臓に異常な電気刺激回路が存在することで不整脈を引き起こす病気です。
心臓は右心室、右心房、左心室、左心房という4つの部屋に区切られています。右心房の上部に位置する洞房結節(とうぼうけっせつ)で発生する電気刺激が、房室結節(ぼうしつけっせつ)から心房と心室をつなぐヒス束、プルキンエ線維を通って心臓を構成する筋肉(心筋)に伝わることで、心臓は一定のリズムで収縮と拡張を繰り返すことができます。
しかし、WPW症候群では、この正常な電気回路以外にケント束と呼ばれる余分な副伝導路が存在することで不整脈が生じます。WPW症候群による不整脈では、脈拍が突然速くなり(頻脈)、しばらくして突然治ります(頻脈発作)。頻脈により、血圧が低下してまれに失神する可能性があるほか、長時間頻脈が続くことで心機能が低下する(心不全)場合もあります。
軽症の場合には経過観察することもありますが、頻脈発作の頻度が多い場合はカテーテルアブレーション治療や薬物治療が考慮されます。
検査・診断
心電図検査によって診断することができます。
WPW症候群の場合、正常な心電図波形にはみられないデルタ波の出現など、特徴的な所見が確認されます。また、自然経過でデルタ波が消失し、通常の心電図となるケースもあります。
治療
WPW症候群では、頻脈発作の状態に応じて治療法を検討します。
頻脈発作を認めない場合
心電図検査でWPW症候群と診断された場合でも、頻脈発作を認めない場合などは経過観察で様子を見ることもあります。
ただし、患者が高所作業者や運転手、パイロットなど特定の職業についているなど、今後不整脈を起こすことで事故など何らかの悪影響を及ぼす可能性がある場合には、予防的にカテーテルアブレーション治療が考慮されるケースもあります。
頻脈発作を認める場合
頻脈発作を認める場合には、まずカテーテルアブレーション治療が考慮されます。
カテーテルアブレーション治療は不整脈を起こすケント束を焼灼(しょうしゃく)する治療法です。局所麻酔を行い、太ももの付け根からカテーテルを挿入します。血管を通って心臓へと進み、ケント束にカテーテルの先端から高周波電流を流すことで、頻脈発作の根治が期待できます。
カテーテルアブレーション治療を希望しない場合や改善がみられない場合は頻脈発作を抑えるための薬物治療が検討されます。
予防
WPW症候群は生まれつきの病気のため予防は困難です。また、経過観察でよいものから、積極的な治療が必要なものまで幅広い病気です。健康診断などで指摘された場合は、不整脈治療ができる病院で治療方針について相談しましょう。

 

投稿者: 大橋医院

2024.12.17更新

<たこつぼ型心筋症>
心筋症は心臓の筋肉の異常により心臓の機能が損なわれる病気です。心臓の筋肉が分厚く(心肥大)なる肥大型心筋症や、左心室が大きくなって(心拡大)心臓の動きが悪くなる拡張型心筋症といった特発性心筋症が代表的です。
たこつぼ型心筋症は1990年に日本で命名された二次性心筋症で、高齢の女性に多く、強い精神的や肉体的ストレスの後に胸痛や動悸(どうき)、呼吸困難、吐き気といった狭心症や心筋梗塞とよく似た症状で発症します。
急性心筋梗塞に似た心電図の波形と心臓超音波検査でこの病気に特徴的な心臓の動きが見られれば、緊急入院の上、集中治療室で厳重な管理と病状に合った治療を受ける必要があります。
診断を確定するには心臓カテーテル検査が必要です。心臓を栄養する冠状動脈には明らかな異常が無いのに、左心室の造影検査で、本来左心室は円錐型をしていますが、たこつぼ型心筋症では先端の心尖部(しんせんぶ)が動かなくなり、逆に手前の心基部(しんきぶ)が過剰に収縮し、心尖部が膨らんだように見えて、収縮時にその名の通り左心室は“たこ漁”で使用される“たこつぼ”の様な形になります。
経過は軽症から重症まで様々で、一般に予後は比較的良好ですが、心不全、不整脈、低血圧、ショックや突然死が起こる事もあり軽視できません。また再発される方もおられますので注意が必要です。
病因の詳細は不明ですが、身内の不幸や激しい口論、運動など突然の強いストレスにより、交感神経が活性化し血液中に大量のカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が放出されて心臓の筋肉が障害されるため、また中高年女性が多いので女性ホルモンが減少しているためではないかとも考えられています。
近年地震や台風、洪水などの大規模災害時の循環器疾患として、エコノミークラス症候群(肺梗塞症・深部静脈血栓症)、不整脈、狭心症、心筋梗塞、大動脈解離と共に注目され、2004年の新潟県中越地震や2011年の東日本大震災でも被災地で平時より多くの患者さんが発生してしまいました。自然災害に対する恐怖、愛する者との死別、経済的問題、家屋の全壊、避難所生活などによる精神的ストレスが発症の原因になっているようです。予防法はまだ確立されていませんが、避難所での自動血圧計やAED(自動体外式除細動器)の配置と、胸痛がある方への専門医による心電図や超音波検査の施行、プライバシーの確保や、早期からのメンタルヘルスケアの介入が必要と考えられています。

 

投稿者: 大橋医院

2024.12.16更新

<夜間頻尿>
α1受容体遮断薬(前立腺肥大)
薬の効果と作用機序
• 前立腺や尿道のα1受容体を遮断し、前立腺の縮小、尿道の拡張などにより前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する薬
o 前立腺肥大症は前立腺が大きくなって尿道が狭くなり、残尿感や頻尿などの症状があらわれる
o 交感神経に関わるα1受容体は前立腺や尿道などにもあり、α1受容体を阻害すると前立腺が縮小し尿道が広がる
o 本剤はα1遮断作用により、α1受容体を阻害する作用をあらわす
• 本剤の中には、血管を拡張させ血圧を下げることで高血圧治療薬として使用するものもある
詳しい薬理作用
前立腺は尿道を取り囲むように存在しているため、前立腺が肥大することで尿道が狭くなり尿が出にくくなり、残尿感やトイレが近くなる(頻尿)などの症状があらわれる。
交感神経に関わるα1受容体は前立腺や尿道・膀胱にもあり、α1受容体を阻害すると前立腺が縮小し尿道が広がる。
本剤はα1受容体遮断作用によりα1受容体を阻害し、前立線を縮小させ尿道を広げ尿道の抵抗を軽減させることにより、前立線肥大による排尿障害を改善する。また、本剤の中には血管におけるα1受容体に作用する割合が比較的高いものもあり、α1受容体遮断作用により、血管を拡張させ血圧を下げる作用をあらわすことで高血圧治療薬として使用するものもある。
主な副作用や注意点
• 精神神経系症状
o めまい、ふらつき、眠気などがあらわれる場合がある
• 循環器症状
o 起立性低血圧、血圧低下などがあらわれる場合がある
• 肝機能障害
o 頻度は非常に稀である
o 倦怠感、食欲不振、黄疸などのみられ症状が続く場合は放置せず、医師や薬剤師に連絡する
• 高血圧治療薬(降圧剤)との併用に関する注意
o 本剤と併用することで起立性低血圧がおこる可能性があるので注意する。

 

 

投稿者: 大橋医院

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