<弱肉強食> 大橋医院 院長 大橋信昭
私は、ある夜、教育放送で、学校の運動会の光景が流れていた。しかし、愕然とそのテレビの画面の100メートル競走を見て驚いた。
赤い線が横一線にロープで繋がれており、100メートル強者が、横一列で仲良く、同タイムでゴールしたのである。競争であるから、一番は、速く赤いゴールを
きり、六番はどれくらい遅れるか、赤いロープは触れるはずはない。そこに競争は無い。みんな横一列で、笑いあっている。これは八百長である。一位から六位の差が出ないように仲良く100メートル走ったのである。これは100メートル競走ではない。毎年、いつからこうなったのか?足の速いものが最初に赤いロープを着るべきであり、
一位から六位まではやはり差がつくべきだ。一位の選手はうれしいだろうし、六位の選手は悔しいだろう。そこに笑顔はない。六位の選手は100メートルの競争では悔しい思いをしたが、今度の勉強の中間選手は一位になるから、今は悔しいが、今度のテストはお返しをするぞと悔しい顔をせねばならない。谷底に落とされた気分でも、
這い上がって他の競技者を見返してやる根性を持たねばならぬ。いつか、噂で聞いた話であるが、文化祭で、桃太郎は演劇にならないそうだ。全員桃太郎出ないといけない。
あいつだけ桃太郎で、どうして俺が猿なのだ!情けない!どんなイベントをやる場合でも、いろんな人の協力がいるのだ。歌番組であっても、映画であっても、歌っているアイドル、映画は主役で成り立っているわけではない。人の目に見られない裏方の協力が、我慢が無くては歌も映画も成り立たない。
最近、ご両親は自分のお子さんを叱らない傾向と聞く。小学校、中学校、高等学校でも生徒は、叱られない。そのまま社会人となり就職しても、その新人を教育すべき、
中間管理職は、叱られず、経営者との板挟みで苦しいそうだ。そして新人は我慢しない、いやなことがあれば,すぐにやめる、転職するか、自宅に引きこもるらしい。
いけない、こんな悪い悪循環が繰り返す社会は、どんな社会になるのだ。失敗、悪いことをした、ミスをして大勢の人に迷惑をかけた、そんなときは、程度の差はあるが
誰かが、暴言に近い叱りか、しつこくてもいいから説経を聞くべきである。すぐにパワハラ、セクハラなどコールセンターに電話して、学校だと教育委員会、校長、PTAに連絡が行き、叱った先生が叱られる。これでは教員不足が深刻になるであろう。どこの世界でもそうだ。この調子だから看護師不足、どの会社も新人不足、我慢して、辛いだろうが、自分のどこがだめだったのか、じっくり反省し、立ち直る根性を家庭から学校生活、社会生活で、人間は備わらなくてはいけない。谷底からはいずりあがるのだ。甘いことばかりではいけない。人間以外の動物は弱肉強食、弱いと食べられてしまう。きりがないが、私は昭和28年生まれだが、平成、令和とかなり世界が激変した。冷静に
良い世界になるために、一からみんなで考え直してみないか?
2026.07.03更新
2026年7月3日午後1時55分;日記 大橋信昭
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