低リン血症は、血液中のリン濃度が
未満に低下する病態で、慢性的なリン欠乏により骨軟化症、筋力低下、骨の痛み、重症では呼吸不全や意識障害を引き起こす。主な原因はアルコール依存症、栄養不良、腎尿細管の機能異常(FGF23の過剰など)。治療はリンの経口補給や基礎疾患の治療が中心。
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低リン血症の主な特徴・関連疾患
病態: 細胞のエネルギー代謝障害や酸素運搬能の低下を引き起こす。
症状: 軽度は無症状が多いが、進行すると全身倦怠感、食欲不振、しびれ、筋力低下、骨痛、下肢の骨変形(O脚・X脚)。
代表的な疾患・原因:
FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症: 骨細胞から分泌されるFGF23が過剰になり、尿へのリン排泄が増加して発症(指定難病238)。
腫瘍性骨軟化症(TIO): 腫瘍がFGF23を産生し、低リンを引き起こす。
アルコール使用障害: 栄養吸収阻害によりリン欠乏。
薬剤性: 利尿薬や一部の制酸薬などが原因。
治療:
リンの補給: リン酸ナトリウムやリン酸カリウムの経口投与。
ビタミンD製剤: 活性型ビタミンD3製剤の併用。
対症療法: 原因となっている基礎疾患(腫瘍など)の治療。
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※詳細な診断や治療は医療機関で受ける必要があります。


