<マダニ感染症>
マダニは草むら、薮に潜んでいます。
服の隙間から、皮膚に侵入し、かみつきます。
刺し傷、虫本体を発見します。
発熱、全身倦怠感、刺し傷を集中して探します。怖い合併症が
以下のものです。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることで発症します。
潜伏期間は6日から2週間で、発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節腫脹、出血傾向などが現れ、血液中の血小板が減ることが特徴です。
主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状で、重症化することもあり、致死率は10~30%となっています。
今のところ有効なワクチンや特異的な治療がなく対症療法が中心です。
全国で毎年100名前後が報告されています。年齢層は5~90歳代で、患者の約90%が60歳以上です