2025.07.17更新

2018 年の年齢区分別にみた救急搬送者は、65 歳以上の高齢者が45,781 人(48.1%)と最も多く、死亡者数も年々増加している。高齢者の発症要因として、基礎疾患による影響や、体温調節機能の低下などが指摘されている。発生場所別では、住居が最も多く、高齢者は屋外よりも屋内で発症するリスクが高いことが示されている。

エアコンを使用しない理由として、経済的理由による節約、エアコンの風が苦手、エアコンの使用方法がわからない、熱中症に対して湿度の重要性や危険性を理解していないなどが報告されている。
(紅粉美涼ら:高齢者の熱中症による入院費用とエアコンの電気料金を用いたエアコン使用促進方法の検討.J

投稿者: 大橋医院