2015.10.01更新

特別養護老人ホームの嘱託医になり、15年の歳月が流れた。
やはり、看取りが一番困難な仕事である。
キリスト教やイスラム教は、この世が夢、幻であり、死後の世界が神の世界であるという価値観がある。
ゆえに彼らは死ぬことはめでたいことである。
日本はどうか?仏教国とは言えない、キリスト教、新興宗教、様々、無神論者もいいる。
だから、施設で看取りするときは、「当苑で看取り」と「搬送」に分かれる。
「搬送」患者の家族は、私にとってけしからぬ。年金でもあてにして、いくらでもの延命期間を望むのか?
ある息子は、母が95歳で誤嚥性肺炎で、何回も入院しているし、吸痰頻回、sPO2も低下している。いつ死ぬかわからないと、
言っても、病院搬送し、今は腸瘻をつけて延命している。私は、今、二人の老人の死を待っている。死を確認し、死亡診断書を
書くためである。家族親戚は私に死亡は一任である。日本という国は長寿世界でありながら、一人一人の老人の死が難しい。

岐阜県大垣市の大橋医院は、高血圧症、糖尿病、や動脈硬化症に全力を尽くします。

投稿者: 大橋医院

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