大橋院長の為になるブログ

2022.06.02更新

<報道のあり方>
私達は、正しい報道を獲得しているのだろうか?
1992年、ソビエト連邦が崩壊した。私たちは、欧米の一方的な報道により、東西冷戦の終焉、ベルリンの壁崩壊による西ドイツと東ドイツの統一、素晴らしい時代の流れの到来を素直に、喜んだ。
しかし、SNSで今、日本にいる、ロシア人の話を聞いて複雑な思いに沈み込んだ。ソビエト連邦が解体したことにより、あの広大な国土に,無秩序な社会が出現した。貧困な農民が多いロシア人は、貨幣の流通が途絶えてしまい、物々交換で毎日を暮らす、餓死者も出る生活になってしまった。秩序を失うと,警察官は無実の市民を逮捕し、刑務所に入りたくなければ、金をよこせといった。暴行略奪が横行した。
KGBの上層部にいた、プーチンは落ち込んだロシア社会に、秩序をはめ込み、市民の平和な社会は戻り、経済も格段上昇し、ロシア人のプーチンへの信頼は揺らぎないものとなった。低所得者が多い東ドイツ国民が西ドイツに流れ込んだ時、大混乱が起き、人々は強い政府を望んだ。日本人は欧米の偏った報道のみ聞き、ロシア人やドイツ人の苦しみを知らない。
 報道の真実を無視していいかというと、大東輪戦争の時、廣東軍は日本から流れてくる真実の情報を無視し、勢いで横暴な軍事力を中国内で発揮し、収拾がつかなくなり、大変な不幸が、日中両国に起きた。ヒットラーが台頭したとき、国民を洗脳する巧みな演説と、強力な報道陣と、映画による宣伝、飛行機からのビラ撒きなどにより、世界大不況も加わり、国民はナチズムに洗脳された。ナチズムの報道により、ユダヤ人の抹殺さえ正しいこととされた。
 報道は恐ろしい。プーチンは世界中の敵になっているが、ロシア国内では、ソビエト崩壊から、世界強大軍事国ロシアを作ってくれたことを忘れない人が多く、ロシアの国営放送や日本からの放送でも、プーチンの強烈な粛清社会、ウクライナのネオナチ、国民の束縛が強靭で、反抗する人、国を脱出する人に分かれているようだ。
 私たちは、TV,ラジオ、SNS,新聞、週刊誌など、特にITから入る情報で頭の中は大混乱である。東の情報、西の情報、あらゆる情報を考察し、行動せねばいけない。難しい時代だ。(完)

投稿者: 大橋医院

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