大橋院長の為になるブログ

2022.05.30更新

<当帰飲子>
シミが増えてきた、濃くなった、肌色もくすんでる。
UVケアには気をつかっているし、美白化粧品など試してみても、いまいち効果が感じられない…そんな40代、50代女性の肌のお悩みは、有害な紫外線「UVB」が原因かもしれません。
光老化とは
肌が老化する原因は、加齢によるものが2割、紫外線によるダメージが8割とされています。
実際に、日光を浴びない太ももの内側などは、色が白くてシミもありません。
反対に「顔」は隠しようがなく、紫外線を浴び続けています。そのため、シミやしわが増えたり、色もくすんで暗くなってしまうのです。
紫外線の中でも特に肌に悪いのが、UVAの600~1,000倍有害なUVB。日焼けの原因の70~80%がUVBです。

UVBは、表皮の90%を占める肌の細胞を破壊し、ターンオーバーを乱れさせます。
ターンオーバーが乱れるとメラニンを排出できなくなるのでシミが増えます。また、肌の生まれ変わりが遅れるので、古い細胞が肌の表面にとどまってくすみの原因になります。
紫外線による
シミ、くすみの原因
肌の細胞は、表皮の奥の基底層で毎日生まれ、28日かけて角質層まで上がってきて剥がれ落ちます。
この肌の生まれ変わりをターンオーバーと言い、シミのもとであるメラニンを排出し、くすみの原因である古い細胞を垢としてはがし落としています。
肌が老化する原因の8割は
紫外線ダメージ
紫外線UVBが肌の細胞を壊す
↓光老化の救世主「フィコシアニン」
フィコシアニンは、有害な紫外線UVBから肌の細胞を守り、破壊されることを防ぎます。
また、加齢によって減ってしまう繊維芽細胞を増やす作用があることもわかっています。

フィコシアニンを飲んで内側から肌をサポートすれば、紫外線から肌を守りながら、若々しいきれいな肌へ近づけると考えられています。
• 当帰飲子(トウキインシ)
• カサカサした皮膚のかゆみに用いられる
• 皮膚の乾燥によるかゆみがある湿疹や皮膚炎によく用いられる漢方薬です。特に高齢者のかゆみに使われる代表的な薬になっています。分泌物が少なく、発赤が淡くてかゆみがある湿疹などにも適します。皮膚の乾燥は「血」※が不足する「血虚(けっきょ)」の典型的な症状です。「当帰飲子」は「血虚」の基本方剤とされる「四物湯(シモツトウ)」を含んだ処方で、乾燥した肌のかゆみを改善させます。
あまり体力がない、冷え症の人に向くとされる薬です。
• ※「気・血・水」は、不調の原因を探るためのものさしです。
漢方では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されていて、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。
• 「血(けつ)」:全身を巡ってさまざまな組織に栄養を与えます。主に血液を指します。
• 出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社)
無断転載・転用を固く禁じます。
• 配合生薬
• 当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、川芎(センキュウ)、蒺藜子(シツリシ)、防風(ボウフウ)、地黄(ジオウ)、荊芥(ケイガイ)、黄耆(オウギ)、何首烏(カシュウ)、甘草(カンゾウ)
明日、
ツムラの当帰飲子が大橋医院に入ります。

投稿者: 大橋医院

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