プラセンタ注射とは?
プラセンタ療法(更年期障害)について
「更年期」とは、閉経をはさんだ前後10年のことを指します。
40歳代になると卵巣の機能が低下していき、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減っていきます。
エストロゲンの低下により、さまざまな不快な症状がみられるようになります。
更年期の症状や強さには個人差がありますが、日常生活に支障を感じるものを
「更年期障害」と呼びます。
更年期障害の代表的な症状
・のぼせ、発汗
・冷え
・めまい、耳鳴り
・手足のしびれ、こわばり
・イライラする
・抑うつ気分
・疲れやすい
・動悸、息切れ
・肩こり、関節痛
プラセンタ療法
ヒト胎盤ホルモン=プラセンタ(メルスモン)は、更年期障害の治療薬として厚生労働省から
認可されているお薬です。定期的に注射することで治療効果を期待することができます。
また、病気の治療以外にも、疲労の回復や自己免疫疾患・アレルギー疾患の改善、
美肌・アンチエイジングなどの美容効果が認められているため、広く活用されています。
保険適用となるプラセンタ療法(メルスモン注射)
更年期障害と診断された場合、現行で年齢45歳~59歳の女性の方については
病気の治療として保険適用になりますので、治療は保険の範囲内で行うことができます。
プラセンタが保険適用となる病名は限られていますので、厚生労働省が認可した病名の方
以外は保険でプラセンタ療法を受けることができません。
メルモスンについて>
年齢的にも症状的、病名的にも保険診療の適用にならない場合、
例えば美容目的などのケースでは、自費でのプラセンタ療法をご提供しています。
(ラエンネック または メルスモン)
ラエンネックについて>
効果・効能
プラセンタには健康保険の適用が認められている更年期障害の治療以外にも
以下の効果・効能が期待されます。
・美白
・保湿
・コラーゲンの生成
・細胞の増殖再生
・血行促進
・抗アレルギー作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・免疫賦活作用
・アミノ酸補給
・疲労回復
安全性
当院使用のプラセンタ注射薬は感染のない健康なヒトの胎盤を原料として作られます。
さらにメーカーでは、酸で加水分解し、最終滅菌するなど、感染症に対する安全対策を講じています。
※プラセンタ注射の発売開始以来、細菌やウイルス等による感染の報告はありません。
しかしながら変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを
理論的には完全に否定することはできません。
副作用
【重大な副作用】:
たん白アミノ酸製剤であるため、アレルギー体質の患者様によってはショックを起こすおそれがあります。
【その他の副作用】:
過敏症 :悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹等
注射部位:疼痛、発赤等