大橋院長の為になるブログ

2022.05.22更新

名古屋某公立大学医学部山下り大会 
               大橋信昭
<この文章はフィクションであり、事実と異なります>
“2022年4月22日、藤山教授の命令で、午前0時、伊吹山頂上に集合する。朝日に向かって、猛スピードで下山し、1位はハワイ1週間のレジャーを楽しむことである。”
この立て札に、医局員は各自、怒り心頭に達した。
「どうやって伊吹山の頂上にいくのか?」
「登山より.下山のほうが危なくないのか?」
「あたりは真っ暗であろう?大怪我をするぞ!」
など、いろいろ意見はあったが、白い巨塔教室は、伊吹山の頂上に強制連行された。スタートは、無理に連れてきた心室細動患者の,DCshockと共に開始した。すべての医局員のブーイングが始まった。開始後5分に、足を踏み外した佐久間医師は、脂肪酸をまき散らしながら、真っ暗な下界に悲鳴と共に消えた。10分後、高田医師が、なぜか沼地に紛れ込んだ。泥酔で足を取られ、身動きできない。そこへ高田医師とそっくりの狐が現れ、大格闘となった。泥仕合であり試合は無制限であり、先を急ぐ他の医局員は下山を急いだ。そこに不思議なことにゴルフボールが転がってきた。慎重な水谷医師は、3番アイアインとドライバーを両手に杖に持ちながら、真っ赤に顔を膨らました佐本医師がキャディーをやらされ、下山を急いだ。少し下ると、胸痛に青ざめながら口いっぱいニトロを舌下していたが、皆、無視し、下山を急いだ。そこにどういう道が伊吹山の下山道にあるのか、BentzのEクラスに奥田医師が、女子大広路のホステスと共に下ってきたが5分後、暗黒の谷底は消失した。そこへ、なんでこんな下山をするのと何度も無制限に愚痴を言いっていた吉田医師(急性:保木本)が、お地蔵さんの上に座り込みもう動かなかった。そこへ不思議なことに腎不全の患者さんの右腕血管シャント形成術をしながら下山していた。するとさっきから、鬼のように黒い如意棒を振り回しながら、逆方向に登山してきた米田医師と、まともに体当たりし、真っ黒な熊の巣へ入っていったが、熊の咀嚼音が聞こえやがて静かになった。ルイルイと歌を唄いながら、楽しそうにダンスをして下山してきた鈴木医師は、ニホンザルの集団に取り囲まれ、長く説教をくらっていたが、だれも下山を急ぎ,無視された。
やがて日が明るくなり、朝焼けは近づいたが、大橋医師は地本であり、裏道、隠れ路に精通しており、実はとっくに、一位でゴールをしていた。のんきに得意のフランク永井の「あなたを待てば雨が降る、」を唄っていた。教授はどうしたのだろう?この企画を練ったものの、頂上ですぐに猪に激突、立位不能で、何時間ももがき苦しんでいるようだ。医局員は全員無視である。何時間待っても、ほかの医局員はどうなったか行方不明である。こんなバカな企画を考えた教授に責任がある。大橋医師は考えた。ハワイはもう何回も行ったし、早く大橋医院でシャワーを浴び、ゆっくりしようと大垣市伝馬町帰宅したそうである。翌日、新聞報道、TVのワイドショーが大さわぎするかと思ったら、記事としては二束三文無視されたであろう。医局員の皆さんご苦労様。恨むなら教授を恨め!(完)

投稿者: 大橋医院

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