大橋院長の為になるブログ

2021.12.08更新

課長「おい!君、与太郎君、この度、社長の家で男の子がお生まれになったのを知っているか?」

与太郎「いーえ、存じていません」

課長「君、だめだよ、そんなことじゃ、この前もお叱りを受けたばかりだろう? この際、社長の家にお邪魔して、手土産もって、何せ、男の子だからな、思いっきりほめてやるんだよ。」

与太郎「私、人のことをほめたことがないので?」

課長「しょうがないな、私の言うように、やるんだよ!男の子だから、お土産さんに行って 持って振るとさわやかな音が出る鈴なんてどうだろうね。お土産に、」

与太郎「お土産を買う?借金が溜まっているがな」

課長「それで、社長の男の子の褒め方を教えてあげるから、よく暗記するんだよ」

与太郎「メモに取り、暗記に努力します。」

課長「この度は、男の子がおまれになって、まことにおめでとうございます。これ少しばかりのお土産で。まー玉のようなお坊ちゃんですね。目に入れても痛くないでうな。丸々とお太りになって、

社長に瓜二つですな。跡取りがお出来になり、社長もご安心で。こんな調子でやるんだよ!社長の家は知っているかい、三上神社の北、二件を左折してすぐに右折したところだよ」

与太郎「困ったな、よーし行ってくるぞ!あれこの家が社長の家だ!ピンポン」

老婦人が現れる。「あなたはどなた?」「はい、私は社長の会社で、大変かわいがってもらっている与太郎というものです。」社長と面会。

社長「なんだ、与太郎君じゃないか、今日はどうしたの?」

与太郎「いえ、この度は社長の男の子がが生誕ということで、お目にかかりたく。これは、ほんのてみやげで」

社長「君!生まれたと言ったって、ペットの犬の子が生まれたんだよ。」

与太郎「さっき、ぶさいくな老婆がいましたがお手伝いさんですか?」

社長「私の女房だよ」

与太郎「そうすると、この犬は奥さんがお産みになったんですか?」

社長「とんでもないよ!君おこるよ!」

与太郎「それにしても、玉のようなお坊ちゃんで、目に入れても痛くないような、丸々とお太りになって、社長に瓜二つですな。跡取りがお出来になり、社長も安心ですな。この犬に任せておけば

わが社も将来は、安心で!」

社長は急に不機嫌になり「君かえりなさい!」と怒鳴られ、家からつまみ出されました。与太郎は細道をしょんぼり歩き、「どこが間違っていたのかな?」

(おあとがよろしいようで)

 

 

 

投稿者: 大橋医院

SEARCH

ARCHIVE

CATEGORY