大橋院長の為になるブログ

2021.10.24更新

只今、午後2時10分にて、日本循環器学会第158回東海.第143回北陸合同地方会が終りました。

二日間にわたり、パソコンを見ていまして、集中力低下と、疲労とに戦いながら勉強になりました。

しかし、COVIDワクチン2回目の心内膜炎が、この東海地方会で6例はあったと思います。いずれも、救命していますが、集中治療、体外循環を必要とした例ばかりで、

周りの医師、スタッフの努力には頭が下がります。24900例に1人の割合だと言う話でしたが、今回の学会では多く感じました。

明日より、当院でも、コロナのワクチン接種が始まりますし、3回目のワクチン接種も考えていますので、慎重に身を引き締めて摂取せねばなりません。

今日も,完全左脚ブロックを伴う重傷拡張型心筋症に対してLOT-CRT(left bundle branch-optimization therapy)が有効であった症例は印象的でした。

特別講演で”ファブリー病”の話が出てきました。驚いたことにこの症例は意外に多く、X染色体に乗っかり伴性劣性遺伝をします。血友病みたいですね。

しかし、ここであなたは遺伝病ですよと安易に患者さんに述べてはいけません。患者さんのショックは大変なものです。遺伝子カウンセラーとよく相談し、家族歴を追跡する必要があります。

ファブリー病は膨大な情報が必用です。とても書けませんから、皆さん、インターネットでファブリー病を検索してください。今日の講義と同じくらい勉強できます。

ランチセミナーで”布石を打つ心臓再同期療法”が述べられ,印象的でしたが、CRT(心筋再同期療法)は大切な医療主義で、ショックから心筋障害をおこし、QOLを失うより、

ATP(Anti tachycardia pacing)が有効で、心室頻拍の周波数と150を境に心室頻拍を消滅していく方法です。わかりやすく書いても難しい方法ですから、私は勉強になりました。

68歳の大橋医院の院長は、若い人の必死の活躍,益々発展する医学に、ついて行きます。私も頑張ります。

投稿者: 大橋医院

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