大橋院長の為になるブログ

2021.06.11更新

大腸がんリスク因子「コリオバクチン」を構造解析:

 静岡県立大学の渡辺賢二教授、日本獣医生命科学大学の吉川悠子講師らの研究グループは、静岡県立大学発バイオベンチャーのアデノプリベント(名古屋市千種区)と共同で大腸がんリスク因子であるコリバクチンの全構造解析に成功した。発がん作用機序の解明やバイオマーカーとしての活用が期待される。

 大腸がんのリスク因子として、一部の大腸菌と動物細胞の接触によるDNA二重鎖の切断や遺伝子変化の可能性が指摘されている。大腸菌が生合成するコリバクチンは遺伝毒性物質の本体だと考えられているが、コリバクチン自体の検出や解析はできていなかった。

 研究グループはコリバクチン高生産株を分離し、化学構造を同定。活性ベースの蛍光プローブを使用し、複数の構造と完全な形態として提案されていたコリバクチン770を発見した。コリバクチンは極めて反応性が高く、溶媒と反応し複数の化合物へと分解するため、これまで検出できなかったとした。

 ミリグラムスケールでの析出にも成功している。今後、作用機序の解明や予防マーカーへの活用が期待される。おおはし

投稿者: 大橋医院

SEARCH

ARCHIVE

CATEGORY

院長の為になるブログ お問い合わせ Facebook Facebook
doctorsfile