大橋院長の為になるブログ

2021.06.07更新

うつ病と炎症反応に遺伝的、心理的社会的因子と独立の関連:

英国バイオバンクから得たC反応性蛋白(CRP)、遺伝データおよび表現型データを用いて、うつ病(DSM-5)に見られる炎症反応の経路(遺伝的、環境的、生活習慣的および医学的原因)を対象症例研究で検討。うつ病の生涯診断を受けたComposite International Diagnostic Interviewの参加者2万6894例および精神疾患や抗うつ薬使用の報告がない対照5万9001例を対象に、うつ病の多遺伝子リスクスコア(PRS)にlogCRP値との関連が見られるか、log CRP値とうつ病との関連は幼少期の心的外傷、社会経済的地位、自己報告による健康状態で補正後もなお見られるかを検証した。

 その結果、うつ病患者は対照よりもCRP値が有意に高く(2.4mg/L vs. 2.1mg/L)、軽度の炎症を示唆するCRP値3mg/L超の患者が対照よりも多かった(21.2% vs. 16.8%)。うつ病のPRSにlog CRP値との有意な正の相関が見られたが、BMIと喫煙で補正後、この相関は有意でなくなった。うつ病とlogCRP値上昇との関連は、臨床的因子や社会人口学的因子で補正後、大幅に弱くなったが、なお有意だった。おおはし

投稿者: 大橋医院

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