大橋院長の為になるブログ

2021.05.18更新

ファイザー社製ワクチンは医療者の無症候性感染も予防:

イスラエル・テルアビブの3次医療施設で、医療従事者6710例(平均44.3歳、女性66.5%)を対象に、BNT162b2ワクチン(ファイザー社・ビオンテック社製)接種と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染の関連性を後ろ向きコホート研究で評価した。

 中央値63日間の追跡調査で、5953例(88.7%)がBNT162b2ワクチンを1回以上接種し、5517例(82.2%)が2回接種を完了し、757例(11.3%)が未接種だった。ワクチン接種者は、未接種者よりも年齢が高く(平均年齢44.8歳 vs. 40.7歳)、男性の割合が高かった(31.4% vs. 17.7%)。ワクチン接種完了群8例、未接種群38例が症候性SARS-CoV-2に感染した[10万人日当たりの発生率4.7 vs. 149.8、調整疾患発生率比(IRR)0.03、95%CI 0.01-0.06)。接種完了群19例、未接種群17例が無症候性SARS-CoV-2に感染した(同11.3 vs. 67.0、調整IRR 0.14、0.07-0.31)。この結果は、傾向スコアによる感度分析でも定性的変化はなかった。おおはし

投稿者: 大橋医院

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