大橋院長の為になるブログ

2021.05.01更新

バセドウ病:

<バセドウ病>
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。
バセドウ病では特殊な「抗体」が作られ、これが甲状腺を刺激して、過剰に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます。
バセドウ病は男性より女性に多く、200~500人に1人くらいがかかっています。
甲状腺ホルモンは通常は必要に応じて「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」が甲状腺にある受容体(かぎ穴・TSH受容体)にはまることで分泌されます。
バセドウ病ではこの受容体にぴったりはまる抗体(TSH受容体抗体)が作られてしまい、必要以上に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます
バセドウ病の診断
バセドウ病は、血液検査で次の項目を測定することで診断できます。



甲状腺ホルモンが過剰に分泌されていると、これ以上甲状腺を刺激する必要がなくなるため、甲状腺刺激ホルモン(TSH)は測定できないほど少なくなります。


非常に高い値を示します。


バセドウ病の患者さんにしかない「TRAb」「TSAb」という抗体が現れます。

 


バセドウ病の治療
バセドウ病の治療には3つの方法があります。
【薬物療法】
甲状腺ホルモンの合成を抑える「抗甲状腺剤」を使います。薬を飲んで徐々に抗体が体内から消えれば、服用をやめることができます。
【放射性ヨウ素内用療法】
ヨウ素-131というアイソトープ(放射性物質)を飲むと、甲状腺の細胞を壊すことができます。
【手術療法】
甲状腺を手術で切除し、作られる甲状腺ホルモンの量を減らします。

治療法 長 所 短 所
薬物療法 薬を飲むだけでよい。甲状腺機能低下症になっても戻る。 副作用があり得る。治療が長期にわたる。再発が多い。
放射性ヨウ素内用療法 カプセルを1回飲むだけでよい。薬物療法に比べ短期間の治療ですむ。副作用、合併症がほとんどない。 治療を受けられる施設が限られている。甲状腺機能低下症になりやすい。
手術療法 確実に治療効果が得られる。
再発が少ない。 手術の跡が残る。専門の施設が限られている。甲状腺機能低下症になりやすい。

 

おおはし

投稿者: 大橋医院

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