大橋院長の為になるブログ

2021.05.02更新

先天性心疾患患者のCovid-19死亡率は一般集団と同等:

世界の先天性心疾患(CHD)センター58施設で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が確定または臨床的に疑われるCHD成人患者1044例(平均年齢35.1±13.0歳、女性51%)を対象に、COVID-19の影響および有害転帰の危険因子を検討。検査で感染が確定した患者の割合は87%だった。118例(11%)に単心室症またはフォンタン手術施行(Fontan physiology)、87例(8%)にチアノーゼ、73例(7%)に肺高血圧症が認められた。

 その結果、COVID-19関連死亡者数は24例で、死亡率は2.3%だった。死亡の関連因子に男性、糖尿病、チアノーゼ、肺高血圧症、腎不全、心不全による入院歴などがあった。生理学的段階不良に死亡との関連が認められたが(P=0.001)、解剖学的複雑性や欠陥群には死亡との関連は認められなかった。おおはし

投稿者: 大橋医院

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