大橋院長の為になるブログ

2021.05.24更新

新型コロナワクチ2階接種遅延でも脂肪抑制:

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン[BNT162b2(ファイザー社・ビオンテック社製)またはmRNA-1273(モデルナ社製)]の2回目接種を遅延させた場合の影響をシミュレーションエージェントベースのモデル研究で評価した。米国内の郡部を想定し、ワクチン標準接種と、2回目遅延接種を比較した。

 その結果、シミュレーション10回で解析した標準接種と2回目遅延接種の10万人当たりの累積死亡率中央値は、初回接種効果を90%と設定した場合で226 vs. 179、80%の設定で233 vs. 207、70%の設定で235 vs. 236だった。2回目遅延接種では、殺菌ワクチン(無症候性にも有効)と非殺菌ワクチン(症候性にのみ有効)をともに仮定した場合、ワクチン効果が80%以上かつ1日当たりの接種率が人口の0.3%以下の場合に最適となり、10万人当たりの絶対累積死亡率は26-47%減少した。65歳未満への2回目接種遅延法は、検討した全接種率モデルで良好な結果を示した。おおはし

投稿者: 大橋医院

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