大橋院長の為になるブログ

2021.04.13更新

松本清張:私は、17歳から、44歳頃まで、松本清張の作品に夢中であった。家内がお産の時も、彼の本に夢中、父が心筋梗塞で入院中の時も、彼の作品を読んでいた。彼の作品は、一枚目を読んだら、最後まで、読んでしまう魅力があった。それは、清張の苦悩に、取り囲まれた人生が、幼少期から45歳の芥川賞を取るまで、続いたからである。それから一気に映画作品38本書いた。推理、歴史、ノンフィクション、随筆を過去の苦悩の時間を埋めるように、彼の作品は爆発した。私は夢中になった。そこには、暗い青春と、社会への、冷静な分析と、権力に対する反骨心があった。彼は時間がなかった。原稿用紙に、しがみつきながら、この世を去らねば行けなかった。83歳であった。おおはし

投稿者: 大橋医院

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