大橋信昭医師の診察風景:
「どうされましたか?」大橋医師の診察室に、30歳前後のかなり綺麗な女性がすわる。小生は目敏く、頸部腫脹、甲状腺の疾患を考えている。
「Ⅰ種間前より、疲れやすく、動悸がして、眠れないし、手もふるえるし、普通じゃないんです。」
「胸がしめつけられることは、ありませんか、今まで大病をしたことは?ペニシリンやアスピリンでアレルギーがあることは?、、、」手早くいくつかの問診をする。
バイタル(血圧、体温、、SPo2(血中酸素飽和度)、心音、肺雑音、(警告しておくが、近頃の若い女性は、小生の前に肌を露出するのを,嫌がるが、いかに小生が助平な顔をしていても、
頭の中は医師になっている)、頸部の腫脹を触診し、胸部レントゲン、心電図、超音波撮影、採血(肝機能、腎機能、電解質に、甲状腺の精査項目も加える)
「少し、頻脈で、心臓の動きが、過剰のようですな、甲状腺疾患(バせドー氏病、橋本病)も考えます。」この綺麗な30前後の御婦人と話をもう少し聞いてみると、
子どもが2歳、5歳の男の子で少し育児ノイローゼ、夫の協力が得られない、姑と同居しており、嫁姑の中は最悪である!この場合姑にも、話を聞かねばならない。嫁姑の関係は謎である。
一応、くせにならない程度に軽い精神安定剤、心臓の動機を抑えるために,βブロッカーを処方し、「明日にでも血液の結果は分かります。このお薬で少し楽になるでしょう。心配はいりません。
お近くにお住まいですから、いつでも、何時でも気分は悪いときは電話なり,下のチャイムを鳴らしなさい」このご婦人、普段の不満、イライラを小生にぶっつけ、かなり楽になって帰っていった。
血液検査次第だな。それから,何回か逢っていくうちに彼女ももっと心を開いていくだろう!(いい女だな!バカ!何を考えとる!お前は医師だぞ)
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