大橋院長の為になるブログ

2021.01.05更新

SARS-COV2抗体保有者は再感染率低い:

英オックスフォード大学病院の医療従事者計1万2541人を対象に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗体保有とその後の再感染リスクを検討。調査開始時に参加者のSARS-CoV-2抗体(スパイクIgG抗体および抗ヌクレオカプシドIgG抗体)保有状況を明らかにし、最長31週間追跡した。抗体保有状態に基づきPCR検査陽性と新規症候性感染の相対的発生率を推定し、年齢、参加者報告による性別、発生率の経時変化で補正した。

 調査開始時、1万1364例が抗スパイクIgG抗体陰性、1265例が陽性だった(追跡調査中に陽性転換となった88例が重複)。抗体陰性例のうち223例がPCR検査陽性となり(リスク期間1万日当たり1.09)で、そのうち100例は検査時に無症状、残る123例が有症状だった。抗体陽性例で2例がPCR検査陽性となり(リスク期間1万日当たり0.13)で、検査時はともに無症状だった(補整後発症率比0.11、95%CI 0.03-0.44、P=0.002)。調査開始時の抗体保有状況を抗ヌクレオカプシドIgGアッセイ単独で判定した場合と、抗スパイクIgGアッセイを併用した場合の罹患率比は同等だった。おおはし

投稿者: 大橋医院

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