大橋院長の為になるブログ

2020.11.16更新

帯状疱疹の予防接種:

帯状疱疹には、予防するワクチンがあります
帯状疱疹は、ワクチンで予防できます。
ワクチンには、感染症の原因となる細菌やウイルスの病原性を弱くしたものや、成分の一部を取り出したもの、また病原性を全くなくしたものがあります。ワクチンを体内に接種すると、そのワクチンの成分(細菌やウイルス)に対しての免疫力を高め、病気の発症や重症化を抑えることができます。
帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります1)。
なお、予防や治療に関する詳しいことについては医師とご相談ください。おおはし

2回の接種による帯状疱疹の発症予防効果は、50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%です。 また帯状疱疹後神経痛の減少率は、50歳以上で100%、70歳以上で85.5%と、いずれも高い効果が認められています1,2)。 今のところ、9年間は効果が維持できることが確認されています。

投稿者: 大橋医院

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