大橋院長の為になるブログ

2020.08.25更新

新型コロナはインフルエンザのようになるのか?: 近畿大学は8月20日、新型コロナウイルス感染症の日本の第一波のうち、北海道から沖縄までの28地域における感染拡大状況と気象データおよび大気汚染データを統計解析した結果、外気温が適度に高い、日照時間が長い、浮遊粒子状物質濃度が高いほど、感染拡大リスクが高いことを解明したと発表した。この研究は、同大医学部環境医学・行動科学教室の東賢一准教授を中心とした研究グループによるもの。

「外気温が適度に高い」「日照時間が長い」「浮遊粒子状物質濃度が高い」ほど感染拡大リスクが高い。

温かく晴れた日における人の行動増加が、感染拡大に関与している可能性

季節性インフルエンザのような季節性を有する可能性は低く、あった場合も限定的

季節性インフルエンザは冬期の低温乾燥期に感染が拡大するが、新型コロナウイルス感染症もこのような季節性を有するかどうかを明らかにすることは、今後の感染予防策を検討するうえで極めて重要だ。限定された時期での解析ではあるが、季節性インフルエンザのような季節性を有する可能性は低く、あった場合も限定的であると考えられる。

 通年で感染拡大リスクを有するとなれば、医療体制の確保や感染予防策は年中重要で、生活や行動様式を変えていく必要がある。季節性を明らかにするためには長期間の研究が必要だ。

おおはし

投稿者: 大橋医院

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