大橋院長の為になるブログ

2020.06.12更新

がん患者のCOVID-19罹患、死亡の危険因子を特定:

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患したがん患者またはがんの既往歴がある患者928例を対象に、転帰と予後予測因子をコホート研究で検討。COVID-19 and Cancer Consortium(CCC19)のデータベースに登録された米国、カナダ、スペインの活動性悪性腫瘍またはその既往歴がある18歳以上のCOVID-19患者から適格基準を満たした928例を解析対象とした。

 対象患者の年齢中央値は66歳、30%が75歳以上、50%が男性だった。多かったがん種は乳がん(21%)と前立腺がん(16%)だった。39%が積極的な抗がん剤治療実施中、43%が活動性がん患者だった。解析時点(2020年5月7日)で、13%が死亡していた。

 ロジスティック回帰分析で、30日死亡率上昇との関連を認めた独立因子は、加齢(10歳ごと、部分調整オッズ比1.84)、男性(同1.63)、喫煙習慣(元喫煙者vs. 非喫煙者、同1.60)、合併症数(2疾患vs. 0疾患、同4.50)、Eastern Cooperative Oncology Groupのパフォーマンスステータス2以上(ステータス2 vs. 0または1、同3.89)、活動性がん(進行期vs. 寛解、同5.20)、アジスロマイシン+ヒドロキシクロロキン投与(vs. 両剤投与なしの治療、同2.93、適応による交絡を除外できず)だった。米国北東部居住者と比較すると、30日全死亡率はカナダ居住者(同0.24)と米国中西部居住者(同0.50)の方が低かった。人種、民族、肥満状態、癌種、抗癌剤の種類、最近の手術歴に死亡率との関連性は認められなかった。 おおはし

投稿者: 大橋医院

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