大橋院長の為になるブログ

2020.05.23更新

糖尿病患者とCOVID-19、データに基づくガイダンス公開

日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会は5月14日、糖尿病患者における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてのガイダンス「糖尿病のある人の新型コロナウイルス感染症への対応」の初版を公開した。「糖尿病があるとCOVID-19に罹患しやすいのか」など3つの疑問を設定し、最新の論文データに基づきまとめた考え方を示している。今後、知見の集積に応じて内容を更新・追加していく。
罹患リスクは変わらないが重症化リスクは上昇
 同学会は、糖尿病とその関連疾患について、ヒトのデータに基づいたエビデンスと、根拠に基づく医療・予防医学の発展・確立を目指す団体。今回のガイダンスでは、糖尿病患者にとってCOVID-19がどのような疾患であり、注意すべき点は何かについて、公表論文などを整理した。
 設定した疑問は、(1)糖尿病があるとCOVID-19に罹患しやすいか、(2)糖尿病があるとCOVID-19は悪化しやすいか、血糖コントロールは関係するのか、(3)COVID-19の予防に関して、糖尿病患者が特に留意すべき点は――の3つ。
 糖尿病とCOVID-19の罹患リスクについては、中国と米国のデータに基づき、COVID-19患者における糖尿病有病率と国全体の糖尿病有病率が変わらないことから、糖尿病があるからといって感染率自体に大きく影響することはないとの解釈を示した。
 一方、重症化リスクについては、メタ解析結果などを踏まえ、糖尿病患者がCOVID-19に感染した場合には、重症化や死亡のリスクが高まる可能性があると結論。さらに中国の報告を踏まえ、良好な血糖コントロールが予後の維持・改善に資する可能性はあるが、血糖管理の閾値が中国と日本では異なることから、わが国独自の検証を進める必要性を指摘しているoohasi

投稿者: 大橋医院

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