大橋院長の為になるブログ

2020.05.18更新

COVID-19と川崎病報道に学会が声明  :関係積極的に示唆できる情報なく「過度の不安与えないよう」配慮求める

日本川崎病学会はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患児の一部で川崎病に類似した症状が見られるとの報道が欧米から発信されていることに対し、声明を発表した。現時点では日本国内やアジアで同様の報告は認められていないとして、報道機関に向けて「一般の方に過度の不安を与えることのないよう」などと配慮を求めている。
 川崎病とCOVID-19の関連を巡っては、欧米での報告が相次いでいると報告されている。これを受け、日本川崎病学会は2020年2-4月の川崎病の発生状況や重症度を調べたが、患者数や重症患者数の増加は認められなかったという。また、川崎病とCOVID-19の合併例も確認されなかった。
 同学会小委員会のアジア川崎病研究グループもアジア各国で調査を進めているが、韓国では1例も認められていないとの報告を受けたという。
 調査結果を受け、同学会は報道機関に対し「一般の方に過度の不安を与えることのないよう」にと配慮を求めている。一方で、両疾患の動向について今後も注視を続けるとしており、医療機関には患者が川崎病の診断基準を満たした場合は適切な治療を速やかに始めるよう呼びかけている。おおはし

投稿者: 大橋医院

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