2019.12.05更新

八さん「おーい、熊さん、課長のところに男の子が生まれたってよ!」

熊さん「あーそう」

八さん「そうじゃないよ、お前はね、いつも課長に叱られてばかりいるから、この機会をのがさないようにね!」

熊さん「何をすればいいの?」

八さん「課長のところにやっと男の子が生まれたんだ。大事な跡取り息子だ!思いっきりほめ殺して、熊さんの点数を挙げてもらうんだ」

熊さん「どうすりゃ点数が上がるのか?」

八さん「私の言う通り、言うんだ、この度は、大切な男の子が生まれて、さぞ課長さんもお喜びでしょう。課長さんにそっくりで、玉のような子ですね。

    すくすくとお育ちで、きっと将来は日本をしょって立つ立派な日本男児におなりでしょう、とともかく、その男の子をほめるんだよ!わかったな!」

熊さん「わかったよ、課長の家は、確か後楽園の焼鳥屋の東の豪邸だったな、じゃ行ってくるよ」

熊さんにしては、懐が痛む贈り物を買っていきまして、課長の門前に立ちまして、「もしもし、課長さんですか?」

課長「なんだ、大きな声を出して、熊さんじゃないか?何の用だ?マー上がんなさい」

熊さん「このたびは、立派な男の子が生まれて、さぞかし、課長さんもお喜びでしょう!」

課長さん「男の子といっても、犬だがね!」

熊さん「課長さんにそっくりで、玉のような犬ですね。すくすくとお育ちで、課長の立派な後継車になるでしょうね、これ男のお子さん用のおもちゃですが、お喜びになると思います。

    これで日本の将来も安泰です。」

課長さん「君はいつも犬の男の子の評価が難解だね!」

相変わらず、うだつの上がらない熊さんでした。おおはし

 

 

投稿者: 大橋医院