大橋院長の為になるブログ

2018.09.24更新

ヒト腸管内には多種多様な腸内細菌が生食し、複雑な微生物生態系(腸内フローラ)が形成されている。

腸内細菌は生後より宿主免疫系の発達.制御ならびに代謝と密接に関連する健康状態の維持にも、腸内細菌層はに関する研究報告は増加している。 腸内細菌層由来代謝産物の一つであるtrimethylamine N-oxide(TMNO)が動脈硬化を引き起こす原因となる。

腸内細菌叢は人種や食事のみならず、様々な薬剤、あるいは高血圧や糖尿病といた並存疾患の影響をおおきくうけることである。

心不全患者で認めた腸内細菌叢の差異が、純粋に心不全の有無だけに起因するかは結論がえられていない。

生活習慣病を有するが心不全既往のない入院患者をコントロール群として同解析を行い、比較的健闘した。その結果、非代償岐.代償岐いずれにおいても、心不全患者ではActinobacteria門菌の存在比率が多いという心不全患者には特徴的な腸内細菌叢を同定した。心不全患者では

Actinuobacteria門菌の増加を認めた。今後さらに、腸内細菌の機能及び心不全を含めた循環器疾患に影響する分子機序について、より洋裁に解明されていくことが期待される。

投稿者: 大橋医院

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