大橋院長の為になるブログ

2018.03.12更新

糖尿病のDDP-4阻害薬について
         大橋信昭
今、日本では糖尿病が890万人います。予備軍を含めると、2200万人で増加しつつある。膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞殻インスリンが出る。α細胞からグルカゴンが出ます。インスリンは血糖を下げ、グルカゴンは血糖を上げます。このバランスが保たれねばいけません。
Ⅰ型糖尿病は、β細胞からインスリンの分泌は無です。Ⅱ型糖尿病はインスリンが不足しています。
治療として食事療法、運動療法、薬物療法があります。
従来、β細胞を刺激するSU剤は、インスリンが下がりますが、徐々にコカが無くなります。
今回開発された、DDP-4阻害剤は小腸からインクレアチンという有益な物質が分泌されます。血糖が高いとGLP-1が分泌されますが、すぐにβ細胞にあるDDP-4により分解されます。このDDP-4のGLP-1分解を防ぐのが、DDP-4阻害剤です。しかも、DDP-4阻害剤はβ細胞の数を増やします。β細胞がふえると、自前のインスリンが増え、糖尿病のコントロール良好です。ジャヌビア、トラゼンタ、ネシ-ナ、が当院にあります。
このDDP-4阻害剤は、膵臓のβ細胞を助け、インスリンの分泌を促し、副作用もなく、素晴らしい糖尿病のコントロールをします。ご期待ください。おおはし

投稿者: 大橋医院

SEARCH

ARCHIVE

CATEGORY