大橋院長の為になるブログ

2018.01.29更新

「DOACの用量調整基準の妥当性について考える」
高齢者に対する抗凝固療法では、加齢、低体重、腎機能低下、
70-79歳で抗凝固脳が下がる。
DOACはワーファリンより優れる。DOACとは以下の4つの薬をいう。
リクシアナ(エドキサバン)イグザレルト(リアバロキサバン)
プラザキサ(タビカドラン)リバーロキサバン(イグザレルト)
ワーファリンはPT-INRという臨床指標があった。2-3が指標であった。
DOACのモニタリングは定期的な裁決は不要であるが、内服アドヒアランス,手術前の効果残存、Ccrが30未満、多剤との相互作用を見ていかなくてはいけない。AntiXaという指標がある。今、保険が通っていないのでPTで見ていく。
そのトラフ、ピーク、もみていく。エドキサバン内服患者でAXAを見ていくと、30mgが有利である。Ccr、低用量から見ていくと、
Apixaban<rbaroxaban<edokisabanであり、FXaが有効である。エドキサバンの反復投与75歳以上79歳がピーク、また75歳、80歳、85歳においてもイベントが少ない。腎機能中等度低下は問題がなく、やはり30以下は勧められない。エドキサバンの30mgの一日一回が優れている。
心房細動は抗凝固、リズムコントロール、レートコントロールが大切である。
久山町研究で心原性脳梗塞の半分は、一年以内に死亡している。ラクナ梗塞は死亡例はかなり少ない。心房細動にアスピリンは無効である。ワーファリン、DOACをふくめた抗凝固薬を使わなくてはいけない。エドキサバンのEngage AF-TIMI 48研究ではCHARDs:2.5、出血性脳梗塞が極めて少ないことが分かる。AFの1/3がCKDを合併,DOACは腎排泄性であり、Ccrが15以下は禁忌である。大規模試験とは5000例を言う。500でも50でもいけない。AF患者と心不全の合併は多い。AF患者の50%は心不全、リクシアナ30mgの有効性、安全性がみられる。全患者にDOACを処方してもエドキサバン30mgの有効性がみられる。リクシアナを含め適切な低用量投与が望ましい。おおはし

投稿者: 大橋医院

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